「手間をかけずにおいしさ90点」を目指す野外料理研究家、ベアーズ島田キャンプです。
第2回は「磯辺まぜ」。
僕はちくわの磯辺揚げが好きです。海苔の香りとほどよい油分が酒のつまみにもってこい。
ですが、ちくわに衣をつけて、海苔までまぶして揚げるのは手間がかかりすぎ。
白身魚やホタテを揚げるならわかります。でも、4本150円のちくわ。
大好きな味ですが、そこまで手をかけてできあがるのがこの味…。なんだか、労力と味のバランスが悪い。僕はそう思います。
そうして考えたのが「磯辺まぜ」です。
衣がわりの天かす、青のりをマヨネーズでちくわにくっつけるというイメージで、狙い通りの“ほぼ磯辺揚げ”になりました。
卵黄をソースがわりにすることで、揚げないのにとってもリッチな味わいです。
紅ショウガを少量加えると酸味のアクセントが生まれ、ずーっと食べていられます。
バーベキューでは、焼きそば用に青のりと紅ショウガを用意しますよね。でも、これらを使い切ることはまずありません。余らせるのももったいないので、追加でササッとこんな料理を作ると、キャンプ仲間が驚いてくれる。そんな料理です。
■作り方
材料はこれだけ。ちくわ、青のり、紅ショウガ、天かす、マヨネーズ、卵。
ちくわを斜めに切ります。ちょっと細めに切るほうが天かすがからみやすく、より磯辺揚げ風になります。包丁を使う作業はこれだけです。
チャック付きビニール袋にちくわ、天かす、青のり、マヨネーズ、紅ショウガを投入。
よく混ぜ合わせます。天かすを軽くつぶしておくと、均一にちくわにからみます。大きめの天かすは歯ごたえがあるので、この辺りはお好みで調整してください。
シェラカップに盛り、卵黄を載せると完成です。そのままでもおいしいですが、卵黄をくずすとまったりとした口当たりになりますよ。
(文/ベアーズ島田キャンプ)
- Original:https://www.goodspress.jp/howto/283737/
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