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ミニLEDディスプレイのiPad Pro、2020年10月〜12月に発売か

iPad Pro Apple
 
Appleが、2020年第4四半期(10月〜12月)に、ディスプレイにミニLEDを採用したiPad Proの発売を計画している、と台湾メディアDigiTimesが報じています。

ミニLED搭載のiPad Proが

背面にLiDARスキャナを搭載した新型iPad Proが発売されたばかりですが、2020年第4四半期に、ミニLEDディスプレイを搭載したiPad Proの発売が計画されており、LEDメーカーが生産能力を拡大しているとDigiTimesが伝えています。
 
同メディアは、Appleが有機EL(OLED)よりもミニLEDの採用に積極的な姿勢を示している、とも報じています。
 
今回の報道ではその理由は明示されていませんが、AppleとしてはSamsungへの依存度が高いOLED以外のディスプレイ技術を確保する狙いがあるとみられます。

著名アナリストも2020年後半の発売を予測

ミニLEDは、現在のiPadシリーズに採用されている液晶(LCD)と違いバックライトが不要であり、省電力性能に優れ、高精細な表示が可能になるメリットがあります。
 
Apple製品へのミニLED採用については、著名アナリストのミンチー・クオ氏が2019年9月、2020年後半以降にミニLEDディスプレイを採用したiPadやMacBookが発売される、と予測しています。
 
10月には、AppleサプライヤーEpistarの社長が、自社の顧客がミニLEDを採用した製品の開発を進めている、と発言して注目を集めました。
 
2020年2月には、Innoluxが次期iPad Pro用のミニLEDディスプレイの受注を獲得した、と報じられています。
 
ミンチー・クオ氏は先日、2020年後半にミニLEDディスプレイを搭載した6種類のApple製品が発売される、との予測を発表しています。

Appleは新型iPad Proの40%増産を指示

DigiTimesによると、Appleはサプライヤーに対し、2020年第2四半期(4月〜6月)の新型iPad Proの生産を、当初計画より40%増産するよう指示しています。
 
これは、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響でリモートワークや在宅学習のニーズが高まっており、タブレットなどのデバイスの需要が増えているためとみられます。

5G対応iPad Proの情報も

なお、2020年後半に、A14Xプロセッサを搭載し5G通信に対応したiPad Proが発売されるとの情報もあります。
 
情報がともに正しければ、ミニLEDディスプレイは、5G対応iPad Proに搭載されるかもしれません。
 
 
Source:DigiTimes via 9to5Mac
(hato)

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