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多機能ナイフっぽい収納が斬新!ハイマウント「キャンピング BBQ ツールズ WD」【アウトドア銘品図鑑】

キャンプやバーベキューでの「しまった!」という経験、ありますよね。その原因はおおむね忘れ物。

とくにバーベキュー用のトングとターナーは、うっかり忘れの筆頭です。忘れても100円ショップで購入できますが、高火力の炭火を用いるバーベキューでは、家庭用の樹脂製で短いトングはちょっと扱いづらく感じます。

ハイマウント「キャンピング BBQ ツールズWD」(3900円/税別)は、トング、ターナー、フォーク、ナイフなどをまとめて持ち運べるセット。よくあるバーベキューセットに思えますが、ほかにはないアイデアが詰め込まれていました。

■収納

サイズも形もバラバラのバーベキュー用調理器具は、袋に入れて運ぶしかありませんでした。「キャンピング BBQ ツールズ WD」は、まるで多機能ナイフみたいにまとめて収納します。

黒い収納ケースから取り出してみると、なんだか多機能ナイフっぽい感じで、ターナーやフォークが挟まっています。重量は合計485g。手にするとズシリと存在感があります。

内側のフォークとターナーをスライドさせます。とくにロック解除は必要ありません。

多機能ナイフはいざというときに役に立つすぐれものですが、2つの機能を同時に使えません。その点、「キャンピング BBQ ツールズ WD」は、収納時の見た目は多機能ナイフっぽいですが、このようにバラバラになるので2つ同時に使えます。

バラバラで使えるのに、一度重ねるとおいそれとは滑り落ちません。

というのも、ハンドル部分にマグネットが仕込まれていて、互いを支え合っているんです。ちなみに、ハンドルに埋め込まれた丸い形のものがマグネット。

ターナーは150g、フォークは85g。大きなマグネットが多く埋め込まれている面であれば、家庭用冷蔵庫に貼り付けられるほど強力です。裏返すと重いターナーは冷蔵庫に沿ってズルズル滑り落ちました。ツーバーナーのスチール製風防やスチール製クーラーボックスに貼り付けるときは、よく面を確認しましょう。

 

■機能

炭火や鉄板、網での使用を考慮して、ステンレススチールと水に強いアピトン材を使っています。でも、それだけではありません。

ターナー、フォーク、トングは、長さが22.5〜28.5cmに伸縮します。炭火から少しでも離れた場所で作業できますね。

ちゃんとロックされるので、作業中に不意に短くなるなんてことはありません。それに、ターナーもフォークも比較的幅広なので、大きくぐらつくこともなし。

ターナーはしなりがないので小さなスキレットでは扱いづらいですが、鉄板ならしならない分、ガシガシ使えます。

しかも缶切り付き! 最近はほとんど缶切り不要のプルトップ缶ですが、だからこそ輸入缶詰などプルトップなしの缶詰や、プルトップが壊れてしまった缶詰と遭遇したときに困ってしまいます。これがあれば心配無用。

ハンドル側の大きな穴は栓抜きです。これも、なくて困るものの代表です。

そして、ハンドルには波刃が収納されています。バケットやブロック肉を切り分けるのに便利です。ただ、波刃にはロック解除ボタンがついていません。たたむ際は慎重に。

フォークと波刃はセットで使えます。フォークは、箸よりも確実に食材を固定できるのでちょっと固めの野菜や肉を切り分けるのに便利。

次はトング。独特の形状なので、炭用トングと間違えることはないし、ほかのトング(たとえば生肉用トング)と間違えることもなく衛生的。

トングにはスリットが入っているので、焼きそば、パスタなどを盛り付けるときにも重宝します。

トングの先端は約2cm開いていて、バネが入っているので、無理なく食材をつかめます。

それに先端は細めですが、ハンドル部分ががっしりしているのでズレもなし。

トングは丸みを帯びたデザインですが、これが絶妙な角度となっています。バーベキューグリルは、卓上グリルでもない限り、自分の肘より下に焼き面があります。このトングは鉄板に向けて腕を伸ばしたとき、トング先端と鉄板が接する面積が広く、細かな食材を取りやすい。卓上グリルの場合は少し手首を返して角度を調整する必要があります。

バーベキュー用の調理セットは、せっかくそろえていても一つ減り、二つ減り…といつの間にか不完全になりがち。「キャンピング BBQ ツールズ WD」は、磁石の力で使った後、すぐにまとめておけるのが◎。見た目も美しく、持っているとテンションが上がります!

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>> [連載]アウトドア銘品図鑑

(文/&GP編集部)

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