株式会社New Innovationsは三菱地所株式会社協力のもと、需給予測AIを活用した無人カフェロボット「root C(ルートシー)」の実証実験第2弾を、東京丸の内・新東京ビルにて2020年3月24日より開始する。
アップデートされ、実験第2弾へ
このたび、サービスの提供基盤に関して大幅なアップデートを完了した「root C」を東京・丸の内エリアの新東京ビルに設置し、実証実験第2弾を行う。同実験の目的は、オフィスビルにおけるオフィスワーカーを中心とした消費行動のデータ取得とユーザー体験の検証だ。
今回の実験より、アプリによる購入が可能となったり、蓄積されたユーザーデータを元に改良されたコーヒーが提供されたり、最大同時受け取り可能人数が20名となったりと、ユーザー体験向上が期待される。
同実験の結果を踏まえ、将来的にはシングルオリジンの豆をリアルタイムで個人の嗜好や気分に合わせてブレンドするなど、さらなるユーザー体験向上へとつなげていきたいとのことだ。
需給予測AIでスピーディーな提供
また、同ロボットの需給予測AIは、注文を受ける前からある程度の注文数を予測し、事前にコーヒーを淹れる準備をしているという。そのため、アプリで事前オーダーをしていない場合でも最短の待ち時間でコーヒーを受け取れるのだ。
同社代表の中尾渓人氏(21)は、幼い頃からロボット開発に興味を持ち、14歳で自律型ロボットによる国際的な研究競技大会「RoboCupJunior」に日本代表として出場し、世界大会入賞を果たした。智辯和歌山高校在学中にシステム開発事業に着手し、大阪大学入学と同時に起業。15年以上培ってきたロボット開発のノウハウを活かして誕生したのが「root C」である。
- Original:https://techable.jp/archives/119842
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口