YouTubeは3月24日(協定世界時)、YouTubeの動画視聴のデフォルト設定を、全世界で一時的に標準画質にすると発表しました。新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で、YouTubeの視聴が大幅に増え、インターネットインフラに負荷がかかっているのを軽減するためです。
対象を欧州のみから全世界へと拡大
YouTubeは先週、欧州でのストリーミング画質を標準設定に切り替える措置を取りました。COVID-19への感染が拡大し、自宅待機を余儀なくされる人々が増えるなか、動画視聴が急増、頻発するネット渋滞を緩和するためです。
しかしこの状況が欧州だけではないと判断したYouTubeは、協定世界時3月24日より、同様の措置を全世界へと順次拡大すると発表しました。
ユーザーはマニュアルでビデオの画質を調整することができますが、それでもデフォルト設定が標準画質になれば、通信量に大きな違いが出てくるのは確実です。
Netflix、Apple、Amazon、ソニーも同様の対応
動画の画質を落としているのはYouTubeだけではありません。Netflixは欧州におけるストリーミングのビットレートを落としており、AppleとAmazonも動画の画質を下げています。
またソニーも欧州における、PlayStationのダウンロード速度を落とすと発表しました。
ただしほとんどの企業が対象としているのは欧州であり、全世界での画質低減を発表したのは現時点ではYouTubeのみとなっています。
Source:YouTube Help,PlayStation Blog via The Verge
(lunatic)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-280329/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania