共同開発といってもWingcopterはすでに、垂直離着陸タイプで、時速240キロで飛行できるというかなりパワフルなドローンを手掛けている。米連邦航空局(FAA)の承認を得て米国内外でのUPSの配達に活用される見込みだ。
・ドローン配達専門の会社
一方で、Wingcopterとの提携のもとに導入を想定しているドローンはUPSFFが現在使用しているものより大型で、飛行能力も上回っている。
・航続距離は120キロ
Wingcopterのドローンは、垂直に離陸して一定の高度に達すると、ローターが傾いて水平飛行に切り替わる。そして目的地の上空に到達すると垂直に高度を下げ着陸する。
この電動ティルトローターにより最大速度は時速240キロにも達する。ローターは特許を取得済みという。また、航続距離は120キロと、従来の配達用ドローンに比べるとはるかに長く、時速70キロの強風の中でも飛行できる能力を持つ。
Wingcopterのドローンはすでに、北海にある島にインシュリンを運んだり、バヌアツでワクチンをヘルスセンターに届けたりといった実績があり、その能力は証明済みだ。
今回のUPSFFとの提携では、大型の荷物配達用に次世代を開発するのに加え、FAAの承認取得が大きな課題となる。承認が下りればUPSFFはWingcopterのドローンを米国内外での配達に使用する計画だ。
(文・Mizoguchi)
- Original:https://techable.jp/archives/120076
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
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