そうした中、iPhoneケースなどで知られる人気の米アクセサリーメーカーNomadも香港に置く工場でマスクの製造に着手した。非営利ベースで製造・販売を行い、医療現場に優先して届ける。また、ウェブサイトで一般にも製造費の寄付を呼びかけている。
・FDAの承認待ち
同社によると、製造するマスクは高機能マスクN95ではない。しかし3層構造のもので、濃厚接触しないケースでは有効とのこと。バクテリアの98%を除去できるとしていて、米食品医薬品(FDA)の性能承認を待っている段階だ。
・ウェブサイトで注文受付
製造したマスクは医療機関などに優先して供給される。ウェブサイトで申し込みを受け付けていて、その際は所属機関名やマスクの在庫状況などを入力してもらい、また写真入りのIDで身元確認を行う。マスクの価格は1枚あたり0.375ドル(約42円)だ。
一方、多くのマスクを製造して必要なところに届けるべく、同社はウェブサイトで一般に広く寄付を募っている。5ドルの寄付がマスク12枚の製造をサポートすることになるという。
寄付は5ドル(約560円)、10ドル(約1120円)、20ドル(約2230円)、50ドル(約5580円)の選択肢が用意され、50ドルの寄付を10口、などと寄付額を増やすことも可能だ。
(文・Mizoguchi)
- Original:https://techable.jp/archives/120082
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:mizoguchi