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Fordが3M、GEと連携し人工呼吸器の量産体制に! 週10万枚のフェイスシールド生産も

Image: Ford

今後の需要拡大に備え、Fordが人工呼吸器や防護具の量産体制に入った。これに先立って今月22日、アメリカのトランプ大統領は、FordやGM、Teslaに人工呼吸器の生産拡大を許可している。

イタリアでは、新型コロナウイルスの感染急拡大にともない、人工呼吸器や防護具がひっ迫。民間が3Dプリントで人工呼吸器の交換用バルブフェイスシールドを生産したり、オープンソースによる人工呼吸器設計図が募集されたりといった状況に。

アメリカでは政府が関連企業と連携し、いち早く準備を進めようとしている。

・Fordの3Dプリンター設備もフル活用

Image: Ford

Fordは3MやGMなどと連携して機器の生産を始めている。同社のエンジニアリング力とナレッジ、設備を総動員する構えだ。

3Mの技術と組み合わせて開発された電動ファン付呼吸用保護具(PAPR)には、空中に浮遊する飛沫などをろ過するフィルターを配置。呼吸装置に最大8時間給電できるポータブルバッテリーパックを備える。

Fordの保有する3Dプリンター設備を活用して、保護具で使用する部品を製造。電動ファン付呼吸用保護具は、ミシガン州の施設での生産が検討されている。

・週10万枚以上のフェイスシールドを生産体制

Image: Ford

GEヘルスケアとは、呼吸困難に陥った患者をサポートすべく、既存の人工呼吸器の簡易バージョンを拡大生産する。人工呼吸器は、GEの施設に加えて、Fordの施設でも生産可能とのこと。

また、Fordの設計チームは、N95マスクと組み合わせて使うフェイスシールドの迅速に生産しようとしている。最初の1000枚のフェイスシールドについては、今週中にもテストされ、およそ7万5000枚が今週中に完成する予定となっている。フェイスシールドは毎週10万枚以上を生産していく計画だ。

医療機器や防護具は、救急隊員や医療従事者、重症患者にとって必需。本格的な需要拡大の前に生産体制が整うことを祈りたい。

参照元:FORD WORKS WITH 3M, GE, UAW TO SPEED PRODUCTION OF RESPIRATORS FOR HEALTHCARE WORKERS, VENTILATORS FOR CORONAVIRUS PATIENTS/ FORD MEDIA CENTER

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