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Visa LINE Payクレカの受け付けは4月下旬から、初年度3%還元のほかNFC-A/Bのタッチ決済に対応

LINE Pay、ビザ・ワールドワイド・ジャパン、三井住友カードの3社は3月26日、4月下旬より「Visa LINE Pay クレジットカード」の申込み受付を順次開始することを明らかにした。

昨年にLINE公式アカウントで募集した先行案内受け取りの手続きを済ませたユーザーから優先的に申し込み方法などを案内していくという。なおそれ以外のユーザーの申し込みについては、4月20日以降に公表するとのこと。LINE Payカードと言えば誰でも審査なしで申し込めるJCBブランドプリペイドカードがあるが、Visa LINE Pay クレジットカードはクレジットカードのため審査が必要なほか、高校生を除く18歳以上でないと申し込めないので注意。

Visa LINE Payクレジットカードは、VISAブランドの物理的なクレジットカード。最大の特徴はLINE Payと連携させることで、LINE Payの決済手段としてVisa LINE Payクレジットカードが使えるようになる点。わかりやすく説明すると、LINE Payのこのカードを登録しておけば、LINE Payでの決済時にその決済金額がこのクレジットカードから落ちるようになる。PayPayなどでは当たり前の機能だが、LINE PayではこれまでクレジットカードからチャージにはLINEモバイルの決済などを除き原則非対応だった。

また、カード契約の初年度のみ決済金額の3%がLINEポイントとして還元される点にも注目だ。次年度以降は1%の還元となるが、LINE Payによると次年度以降も別のキャンペーンを用意しているという。さらにVisa LINE Payクレジットカードでの利用履歴をLINEの通知で逐次受け取れる機能も利用可能となる。ただし、LINE Payの決済にVisa LINE Payクレジットカードが使えるようになるのは5月から、決済履歴をLINEで通知可能になるのは今夏からとなる。

Visa LINE Payクレジットカードのもう1つの特徴は、VISAがグローバルで推進しているNFC-A/Bによる非接触決済機能を備えている点だ。対応店舗ではカードを読み取り端末にかざすだけで決済が可能になる。

残念ながら開催が延期になってしまったが、ビザや三井住友カードは東京五輪に向けてNFC-A/Bの非接触決済を国内に広めるべく、ローソンやマクドナルド、すき家、JapanTaxi、関西3空港(関西、伊丹、神戸)などで対応を進めてきた。イオングループでもNFC-A/B決済を順次導入しており、3月中にはイオン本体やイオンモール、ドラッグストアチェーンのウェルシア、コンビニエンスストアのミニストップなどグループ各店舗が対応を完了する見込みだ。イオングループが発行しているクレジットカードであるAEONカードについても、2019年春以降にNFC-A/Bのチップを搭載したカードが発行している。そして6月にはコンビニエンスストア最大手のセブン-イレブンもNFC-A/B決済に対応する。

こういった流れにVisa LINE Pay クレジットカードが参入することで、国内でのNFC-A/B決済の認知度と利用頻度のアップ、対応店舗の増加などが期待される。カードの概要は以下のとおりで、カードデザインはVISAのスタンダードデザインに準拠している。

スタンダードデザイン

東京2020オリンピックエンブレムデザイン

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