iOS13.4の正式版をインストールして1週間後に、バッテリーの持ちと動作速度がどう変化するかを検証した動画が公開されました。
iOS13.4GMインストール1週間での変化を検証
先日、iOS13.4のGM(ゴールデンマスター)と直前バージョンのiOS13.3.1で、iPhoneのバッテリー持続時間と動作速度の比較動画を公開したYouTubeチャンネルのiAppleByteが、インストールから約1週間経過した時点での検証動画を公開しました。
今回の動画を公開した目的についてiAppleByteは、前回の動画公開後に受けた「大規模なアップデート後はバックグラウンドでデータの整理が行われるため1週間程度はバッテリー持続時間が短くなる傾向がある」、との指摘を検証したかったため、と説明しています。
バッテリー持続時間、1週間で改善
バッテリーの持続時間は、 iPhone SE、iPhone6s、iPhone7、iPhone8、iPhone XR、iPhone11の6機種で測定します。
前回と同様、画面の明るさは25%、明るさの自動調整オフという条件に統一して、ベンチマークテストアプリ「Geekbench 4」でバッテリーテストを行います。
テスト結果はこちらです。
iPhone SE、iPhone6s、iPhone7、iPhone8、iPhone XR、iPhone11のそれぞれに、iOS13.3.1、前回のiOS13.4、今回のiOS13.4のスコアが並んでいます。グラフの棒が長いほど、バッテリー持続時間が長いことを示します。
iPhone XRとiPhone11では、iOS13.3.1よりも今回のスコアが大きく伸びていることがわかります。
一方、iPhone8以前のモデルでは変化の幅が小さく、iPhone7とiPhone8では、今回のスコアが小幅ながら前回を下回っています。
新モデルのiPhone、iOS13.4でベンチマークスコアが小幅上昇
iAppleByteは、同様にベンチマークスコアの変化も検証しています。
検証は、「Geekbench 4」によるCPUベンチマークと、「AnTuTu」によるHTML5ベンチマークで行っています。
「Geekbench 4」を使ったシングルコアのスコアはこちらです。
グラフは左から、iPhone SE、iPhone6s、iPhone7、iPhone8、iPhone XRの順に、iOS13.3、iOS13.3.1、iOS13.4(前回)、iOS13.4(今回)の順で並んでいますが、スコアに目立った変化は見られません。
マルチコアのスコアはこちらです。
iPhone SE、iPhone6s、iPhone7ではスコアに目立った変化はありませんが、iPhone8では今回のスコアが若干低下、iPhone XRでは今回のスコアが高くなっています。
「AnTuTu」を使ったHTML5ベンチマークの結果はこちらです。
iPhone SE、iPhone6sではほぼ横ばいですが、iPhone7、iPhone8、iPhone XRでは、僅差ながら今回のベンチマークスコアが最も高くなっています。
アップデートから数日でバッテリー持続時間が改善の傾向
検証の結果、iPhone XRやiPhone11といった、新しいモデルのiPhoneで、iOS13.4のインストールから約1週間でバッテリー持続時間の改善が確認できました。
もし、公開さればかりのiOS13.4にアップデートしてバッテリーの持ちが悪化したと感じている方は、数日間、待ってみると改善することが期待できそうです。
iAppleByteによる動画はこちらでご覧ください。
Source:iAppleBytes/YouTube
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-280497/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania