COVID-19こと新型コロナウイルスの拡散を制限するために、シェアバイクサービスを最近に休止したWheelsは、ギグワーカーやレストラン、非営利団体、その他自分で配達をする人たちのために、ペダルのない電動バイクを開発している。その特徴は、自己洗浄機能を持つNanoSepticのハンドルとブレーキレバーを備えていることだ。
光によって作用するNanoSepticの技術は同社のウェブサイトによると、漂白剤よりも強い酸化反応を起こすミネラルナノ結晶を使用する。同社はその技術をスキンやマットの形として、例えばマウスパッドからドアハンドル、ハンドルバーまで展開し、あらゆるものをセルフクリーニングできるようにする。
Wheelsの電動バイクは週単位、または月単位でレンタルするか、あるいは直接購入することもできる。レンタル料金は1週間で29.99ドル(約3240円)、月間で89.99ドル(約9700円)。車両購入は999ドル(約10万7800円)となっている。
Wheelsはブログ投稿で「我々はサービスを一時休止する前に、車両を清潔に保つためにあらゆる適切な処置を行った」と述べた。「何よりも清潔にするために、消毒液で自転車を清掃し、マイクロファイバータオルで磨いた。しかし、シェアスクーターや自転車には毎日さまざまな人が利用し、毎回手動で車両をクリーニングすることはできないため、より包括的なソリューションが必要だと考えた」。
Wheelsが業務を休止し、セルフクリーニングのハンドルバーとブレーキレバーをローンチしたのは、同社が2月に従業員の6%のレイオフをせざるを得なくなった後だった。Wheelsのサービスは、少なくとも3月末までは停止される。
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(翻訳:塚本直樹 Twitter)