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iPhone12は予定通り20年秋登場だが、他の製品は遅延するかも?

iPhone12 Concept Creator LetsGoDigital
 
5G対応となるiPhone12は予定通り2020年9月にリリースされるものの、新型コロナウイルスの影響で、その他のApple製品は発売に遅れが生じる可能性が出てきました。

iPhone12以外はどうなるか分からない

このところ、2020年秋のリリースが期待されるiPhone12の発売が後ずれするのではないかとする観測が浮上していますが、Bloombergは予定通り9月に登場すると見込んでいます。
 
Bloombergに事情通が明らかにしたところによると、iPhone12シリーズの量産は夏以降となるため、現時点では秋リリースのスケジュールにまだ間に合う段階だそうです。これは先日、同メディアがiPhone12の生産は予定通りと報じた内容とも一致します。
 
しかし問題は、他の製品です。前述の事情通は、Appleが手掛ける他の製品にリリースの延期が起きる可能性を指摘します。
 
というのも、Appleのサプライチェーンは中国のみならず世界に広がっており、その中でも米国は新型コロナウイルスの封じ込めに追われているからです。2018年の時点で、Appleが提携する主要サプライヤー200社のうち、大中華圏(グレーター・チャイナ:中国本土・香港・台湾の総称)の87社、日本の38社に次いで、37社が米国に拠点を置いています。
 
Bloombergは具体的な製品名を挙げていませんが、例えば新型Mac Proの組み立ては米国で行われているため、今後の状況次第では大きな影響を受ける可能性があります。

iPhoneも米国生産の部品はある

iPhoneについても、組み立てを請け負うFoxconnの量産体制が整うだけでは十分ではないでしょう。パーツは世界中から送られてくるためです。事実、ディスプレイガラスはケンタッキー州、Face IDのモジュールはテキサス州で生産されています。
 
Appleから量産を遅らせるよう指示があったサプライヤーもいれば、遅れを取り戻す勢いで予定通り計画を進めて欲しいと言われたサプライヤーもいることを思うと、同社自身も現時点では最終的な判断を決めかねているのかもしれません。
 
また、外出禁止令や渡航制限がかかっている現状では、米国のApple社員が最終的なテストを中国で行うことも不可能です。景気判断も含め、ひとまずは今後の状況次第といったところでしょうか。
 
 
Source:Bloomberg
Photo:LetsGoDigital
(kihachi)

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