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iPhone12に搭載のA14プロセッサ、TSMCは予定どおり4月量産開始か

A14
 
iPhone12」に搭載が見込まれる、5nmプロセスルールで製造されるA14プロセッサは、TSMCが4月の量産開始に向けて順調に準備を進めている、と台湾メディアのDigiTimesが報じています。

TMSCはA14のフル生産に向け準備完了

サプライヤーの動向に詳しい台湾メディアDigiTimesは、TSMCが5nmプロセスルール用の製造ラインをフル稼働させる計画だ、と報じています。
 
TSMCは、2016年からiPhoneに搭載されるAシリーズプロセッサを独占受注している主力サプライヤーです。
 
iPhoneシリーズ初の5G対応が見込まれる「iPhone12」は、新型コロナウイルスの影響で発売が遅れると噂されており、搭載されるA14プロセッサの量産開始が数カ月延期されるとの情報も伝えられています。

進化を続けるAシリーズプロセッサ

Aシリーズプロセッサは、世代を重ねるごとに微細化が進んでいます。
 
7nmから5nmのように微細化が進むことで、生産の難易度は上がりますが、省スペース化、省電力性能の向上、処理性能の向上といった効果が生じます。
 
現在の最新モデルiPhone11シリーズに搭載されているA13プロセッサは、7nmプロセスを高度化させた「N7 Pro」プロセスルールで製造することで、A12プロセッサと比べて処理性能を20%向上させつつ、電力効率を30%高めることに成功しています。
 
 
Source:DigiTimes via MacRumors
(hato)

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