Appleが、アメリカの人気天気予報アプリ「Dark Sky」の開発企業を買収しました。iOS用アプリの販売は続いていますが、Android版の公開は終了しています。
詳細な予報と豊富な機能で人気のアプリ
「Dark Sky」は、位置情報に基づく詳細な天気予報、暴風雨予報といった機能が充実した人気アプリです。3.99ドルの有料アプリながら、アメリカ版App Storeの「天気」カテゴリでナンバーワンを獲得しています。
同アプリの開発企業Dark Skyは現地時間3月31日、同社がAppleに買収されたことを公式ブログで発表しました。買収額など取引の内容は明らかにされていません。
iOS版アプリは、App Storeでの販売は継続され、既存ユーザーはこれまでどおり利用可能です。
Android版は提供終了
Android版とWear OS版アプリは、すでにダウンロードができなくなっています。Dark Skyは、既存ユーザーが利用できるのは2020年7月1日までで、有料会員には返金する、と発表しています。
Dark SkyのWebサイトやAPIも、利用可能なのは2020年7月1日までとなります。
「天気」アプリの情報源は現在Weather Channel
Appleは現在、iPhoneの標準「天気」アプリの気象情報をWeather Channelから入手しています。
Appleは、多くのユーザーを持つ天気予報アプリを入手することで、ユーザーの利便性向上のほか、iPhoneの魅力を高め、Weather Channelから情報を購入しなくて済むメリットがあると考えられます。
なお、Appleによる人気アプリ企業の買収例としては、2018年の音楽認識アプリ「Shazam」買収があります。
ShazamがiOSと連携することで、周囲で流れている音楽の情報をSiriに尋ねられるようになったほか、watchOS6では、Apple Watchから簡単にShazamが利用可能になっています。
Source:MacRumors
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-281365/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania