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電子レンジを使わないとWifi速度が増す 英国情報通信庁がアドバイス

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、世界各地で外出自粛措置が取られている。こうした中、人々のコミュニケーション担うインターネットが、重要な役割を果たしていると言っていいだろう。

3月23日以降、不要不急の外出が禁止された英国では、電気通信や放送の監督を行う機関である英国情報通信庁(Ofcom)が、家庭でのネット接続に役立つシンプルなアドバイスを公開した。

・ビデオ通話やHDビデオ鑑賞時、電子レンジを使わないほうがいい

電子レンジを作動させると、それに干渉されて「Wifiシグナルが弱まる」ので気をつけるように、とOfcomは注意を促す。Wifiが弱まると、速度が出なくなったり、接続が切れてしまったりする。

特に、テレワークのオンラインミーティング中や、ストリーミングビデオの鑑賞中などは、電子レンジの使用を避けたほうがいいだろう。大事なところで画像や音声が止まってしまっては困る。

また、Wifi電波に影響を与えそうな機器から十分に離してルーターを置くことをOfcomは推奨する。注意する機器の例として、電子レンジを筆頭に、コードレス電話、赤ちゃん見守りカメラ、ハロゲン電球、ステレオやPCのスピーカーなどが挙げられている。テレビのモニターも、ルーターを近づけ過ぎるとよくないそうだ。

・その他いくつかのアドバイス

Ofcomのアドバイスを他にもいくつか紹介しよう。

1つのルーターにいくつものデバイスを繋げていると、Wifi速度が落ちる。スマートフォンやタブレットは使っていない時でもWifiに接続しているので、設定メニューからマニュアルで接続を切るとといいそうだ。必要な時に1台だけ接続すれば、通信速度を落とさずに済む。

また、ビデオ通話やオンラインミーティングの際、開始時間を「○時きっかり」とか「○時半」といった切りのいい時間にすると、大抵は回線が混雑していて通信速度が落ちるとのこと。半端な時間の方が回線利用者は少なく、「速度が出る」とOfcomはいっている。

Ofcom

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