3月18日に発表された新型iPad Proは、製品説明では言及されていないもののUWB(超広帯域)に対応するU1チップが埋め込まれている、と噂されていました。今回米メディアMacRumorsは、同機にはおそらくU1チップは搭載されていないという結論に達したと報じています。
iFixitからチップが見つからないと報告
iPhone11シリーズに搭載されているU1チップは、超広帯域テクノロジーを使った空間認識のためのチップで、リビングルームほどの空間で機能するGPSのようと謳われており、Appleが近く発表すると噂されている紛失防止タグ「AirTag」に使用される可能性があるとされています。
米メディア9to5Macは、iPad Pro(第4世代)ではU1チップが将来のソフトウェアアップデートで利用可能になるかもしれないと推測していましたが、MacRumorsはデバイスの分解で知られるiFixitから、ロジックボードの電磁波シールドはまだ剥がしていないが、今のところ「新型iPad ProにU1チップが埋め込まれているという証拠が見つからない」との報告を受けたとしています。
FCC認証の表記がもう1つの証拠
MacRumorsは、新型iPad ProにU1チップが搭載されていない可能性を示す有力な情報として、デバイスの連邦通信委員会(FCC)の認証の表記を挙げています。
U1チップ搭載のiPhone11シリーズのFCC認証には6GHzと7GHz〜8GHzの無線電波帯域が記されていますが、2020年のiPad Proの認証には最大帯域5GHzとのみ記されています。
iFixitの報告とFCC認証の記載から、iPad Pro(第4世代)にはおそらくU1チップは搭載されていない、とMacRumorsは推測しています。
Source:MacRumors
Photo:Apple
(lexi)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania