会社では必ずモニターを使っているけど、自宅やカフェではモニターがなくて困る! そんなときはないですか。そこで、持ち運べる「モバイルモニター」の使い勝手は一体どうなのか、複数のワークスタイルで試してみました。
モバイルモニターとは?
よく見かけるデスクトップ型の外付けモニターと違って、モバイルモニターは持ち運べるのが最大の特徴。13〜15インチくらいのサイズが多く、場所を問わず手軽にデュアルモニター環境を作り出せます。
今回試したモバイルモニターは、15.6インチの「Lepow Z1」。接続はUSB Type-Cと、HDMIに対応しており、Mac、WindowsからPS4、Nintendo Switchにスマホまで、幅広いデバイスに対応しています。
MacBookやSurfaceなら、映像出力対応のUSB Type-Cケーブルをつなぐだけ。HDMI接続のPCやゲーム機などの場合は、給電されず出力のみになるため、別途、給電用のUSBケーブルをつなげる必要があります。
さすがにPS4を持ち運ぶのは厳しいですが、Switchなら本体を持ち運ぶだけでOK。筆者が「Switchの「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」にハマっていたときは、出先でSwitchの小さな画面でプレイしたものですが、モバイルモニターがあればもっと楽しめそうですね。
現代のワークスタイルにマッチ
モバイルモニターはどんなワークスタイルに最も適しているのか、bouncy編集部のスタッフ数人で確かめてみました。
海外ノマドワーク
海外で作業することが多いMarina Maekawaは、アメリカのホテルや、ホテルのラウンジで使いました。ホテルの室内ではモニターがあって作業効率がアップしたそうですが、ラウンジなどのパブリックなスペースで使うには不向きだと感じたようです。
USB-C接続でコンセントの確保がいらないのは便利だったものの、いつもUSB-C接続の外付けHDDを使うため、USBポートが2口タイプのMacBook Proでは少し困ったそうです。動画クリエイターとしては、モニターで映像の確認ができるのはいろいろと便利だったとのこと。
フリーアドレス制のオフィス
bouncy編集部のオフィスは、固定席を設けないフリーアドレス制を採用。毎日好きな場所で仕事していますが、モニターが必要な人は決まった場所から持ってくる必要があります。
オフィスでモニターを使うときは、デスクトップ型モニターを運んで(ちょっと重い)、電源につなぎ、MacBook ProにHDMI変換コネクタを装着して、HDMIケーブルを接続するという手順が必要でした。
そこでオフィスでモバイルモニターを使ってみると、とても便利でした。セッティングは取り出して、USB-Cケーブルをつなぐだけ。出し入れもロッカーから移動するだけで、重量も0.7kgなので苦にはなりませんでした。
リモートワーク
カフェのリモートワークでモバイルモニターを使った田中 徹は、薄くて軽いので持ち運びに便利だったが、スペースの確保が難点だった模様。混雑時はノートPCに加えてモニターを並べる余裕はなかったそうです。
また、筆者は自宅にモニターがないのですが、自宅でリモートワークするときに、モバイルモニターを使ってみました。13インチのMacBookでは動画編集に少し苦戦していましたが、デュアルモニターになって明らかに作業のストレスが減りました。
近年ではコロナウイルスの影響で各社がリモートワークを始めています。急にリモートワークを始めた人は、自宅で作業する環境が整っていないかもしれません。こういった局面でも、モバイルモニターが活躍してくれそうです。
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使い道をしっかり見極めれば、多様なワークスタイルにマッチするモバイルモニター。好きな場所で小さなノートPCの画面を拡張して、働き方を進化させてみては?
CREDIT
Videographer / Writer / Curator:のだ ゆうた
Cast:Marina Maekawa / 田中 徹
SNS:にしまり
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