2016年に一般販売された、生ゴミをエネルギーに変える家庭用システム「Homebiogas」が、このほど「Homebiogas2.0」にバージョンアップして再登場した。
基本的な仕組みは初代と変わらず、生ゴミを投入するとバクテリアがそれを分解し、バイオガスと液体肥料を生成してくれるというもの。生成される天然バイオガスは100%再生可能エネルギーで、コンポストと違い肉・魚・野菜・フルーツ・乳製品などあらゆる食品を利用できる点も従来通りだ。
環境と使いやすさに配慮したシンプル構造
では何が進化したのか。最も大きな違いは装置の構造だ。バイオガスのフィルターと液体肥料の排出口を統合したことで、初代より構造がシンプルになり、セットアップが格段に簡単になっている。
さらに、初代では400リットルまでだったタンクの許容量が、Homebiogas2.0では700リットルにまで上がっている。これは調理2〜3時間分のガスエネルギーに相当し、一般的な家庭であれば3食分のエネルギーを十分にまかなえる。
黒いボディーは太陽光を吸収してバクテリアの働きをより活発にする。15年使用できる丈夫な素材でありながら100%リサイクル可能。完璧に密封されているため、中の匂いが漏れて虫や動物が寄ってくる心配もない。
Homebiogasを利用することによって削減できる一家庭のCO2排出量は年間6トンと試算され、車1台からの年間排出分を相殺できる計算になる。なによりゴミでしかなかった食べ残しを捨てずに再利用できるのが嬉しい。
もちろん、ガス代やゴミ収集料金、家庭菜園を持つ人は肥料代の節約にもつながる。既に世界90カ国以上で使用されているこのHomebiogasは720ドルで購入可能だ。
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環境にも財布にも優しい家庭用バイオガスシステムで、新しいライフスタイルを始めてみては?
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- Author:フィリピン下鳥