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Unicode、Emoji 14.0のリリースを遅らせると発表

Emoji 13.0
 
Unicode Consortiumは現地時間4月8日、Unicodeスタンダード・バージョン14.0のリリースを半年遅らせると発表しました。これにより、同スタンダードに含まれる新絵文字Emoji 14.0の登場も遅れることとなります。

新型コロナウイルスが影響

Unicode 14.0のリリース時期は、当初2021年3月に予定されていましたが、9月に延期されることが決定しました。Unicode Consortiumはその活動の多くがボランティアによって支えられているため、新型コロナウイルスの影響でこれまで通りのスケジュールが進行できなくなったと、延期の理由を説明しています。
 
これに伴い、Unicode 14.0に含まれる、Emoji 14.0のリリースも延期されます。Emoji 14.0に含めたい絵文字案の提出期限は、2020年6月15日から2020年9月1日へと延期されました。その結果、Emoji 14.0がスマートフォンなどで使用可能となる時期は、2022年まで持ち越されます。
 
ただし2020年1月にリストが公開され、3月に発表されたEmoji 13.0は影響を受けません。iPhoneでは、6月のWWDC 2020で発表、秋にリリース見込みのiOS14で、Emoji 13.0が利用可能となる見通しです。

つなぎとしてEmoji 13.1のリリースを検討

Unicode Consortiumは、Emoji 14.0のリリースを延期する代わりに、つなぎとなるEmoji 13.1のリリースを検討しています。例えば猫の絵文字と黒い大きな四角の絵文字を組み合わせてできたEmoji 13.0の黒猫の絵文字のように、Emoji 13.1ではまったく新しい絵文字を追加するのではなく、既存の絵文字を組み合わせて、いくつかのバリエーションを追加するとのことです。
 
同コンソーシアムはEmoji 13.1を、各社が新しいスマートフォンを発表する2021年秋にリリースする計画です。

 
 
Source:Unicode via MacRumors
(lunatic)

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