ただ、Amazonの施設で働く人の中にもコロナ感染者が出ていて、従業員の間では不安が広がっている。そうした事態を受け、同社は従業員のためのコロナ検査ラボの社内設置に着手した。
・症状がない人にも
症状がない人にも検査を実施し、しかも定期的に行うというのがポイントで、同社は「そうした取り組みがウイルス感染抑制に大きな違いをもたらす」としている。
国や地方自治体の検査体制にはすでに大きな負荷がかかっていて容易に検査を受けられない現状を踏まえ、自前での検査ラボ設置となった。
・社内スペシャリストで確立
すでに設備の組み立てが始まっていて、近々まずは少ない数で検査を開始する見込みという。
Amazonは需要増に対応するために3月に新たに10万人の雇用を発表し、従業員の数はコロナ流行前に比べ格段に増えている。全従業員を対象に検査を繰り返し行うとなるとそれなりの規模だが、世界一の富豪が経営する会社だからこそできる取り組みといえそうだ。
(文・Mizoguchi)
- Original:https://techable.jp/archives/121427
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:mizoguchi