<&GP編集部員が買ってみた!使ってみた!>
数年前、アウトドアに詳しくなる目的で完全素人の友人とふたりキャンプに行きました。まあ仕事で取材などあったものの、自分で必要な物を揃えて行くのは10数年ぶり。失敗があれば、そこを解決するための課題が見えるだろうと、あえて詳しい人には何も聞かずに行ったのですが、案の定さまざまなトラブルに見舞われました。
中でも一番困ったのが「明かり」で、人が生活する上でライティングって本当に大事なんだと気が付かされたのです。しかし、そうそうキャンプ場へ行く時間も取れなくて、仕事のストレスが解消できないじゃないか!と憤っていたところ、「インテリアにも取り入れればいいんじゃない?」という考えに至り。そこで今回は「光が揺らめく」LEDランタンを紹介します。
■光量の強い「通常モード」と「ゆらめきモード」が切り替え可能
ロゴスの「ゆらめきクラシカルランタン」(9900円)は、ランプのようなクラシカルな雰囲気を持つLEDランタンです。現在ランタンには大きく分けて、ガス式・オイル式・LEDの3つがあります。キャンプ場でよく見かけるのがガスやオイルで、私もオイル式を気に入って使っています。
その理由は、「炎が揺らめくこと」。キャンプでも、この“揺らぎ”を見つめることが最大の楽しみになっています。これは科学的にも研究されており、炎だけでなく、小川のせせらぎ、波の音、太陽の木漏れ日などを「1/fゆらぎ」といってリラックスに欠かせない要素なのだそうです。まあムズカシイ話はわかりませんが、とにかく焚き火とかのユラユラ〜っとした感じを自室でも味わいたくなったんですよね。
さすがに部屋の中でオイルランタン等の炎を灯すと超危険じゃないですか。そこでLEDである「ゆらめきクラシカルランタン」を選んだんですが、総重量は約970gで割とずっしり、サイズは約22×22×34cm、明るさ約360ルーメンと、かなり明るいです。傘は外せる仕様になっており、取ってしまえばスリムになります。
全体にレトロかつ真鍮っぽい外装(素材はスチールです)で、ディテールも凝っており言わなければ一見LEDとは思えません。でも手軽にスイッチをひねるだけでランタンとして活用できるため、部屋でも安全なのに雰囲気を醸してくれるのです。
右に回せば「ゆらめきモード」、左に回すと「通常モード」というシンプルな構造。まず通常モードですが、360ルーメンがどれほどかは置いておいて、なにこれメチャクチャ明るい…。近距離で見ると「目がぁ〜」と言いたくなるほど。部屋の電気を落としても、テーブルやベッドサイドに置いておけば余裕で読書も可能です。
■ヒーリング効果の高そうなユラユラで即寝落ち
またデザインがレトロで男の小道具感あるところもグッド。ちょっと高いところに目立つよう設置すれば、部屋に暖かみをプラスしてくれます。吊り下げ式の取っ手もあるので、自立式のランタンハンガーがあれば、部屋の好きなところに置けますね。
とまあ、どこに置いても絵になるLEDランタンですが、やはり一番の醍醐味はゆらぎ。寝る前に音楽を聞きながらユラユラさせておけば、あっという間に眠りに落ちます。これだよ、この感覚がほしかったんだよ。
家の中でアウトドアを楽しめるアイテムはいま注目を集めていますが、もちろん野外での使用に耐えうるプロダクトなのでヘビーユースして愛用道具感をもっと出していければと思います。
最後にひとつ注意点を。このライトのパフォーマンスが高い理由は購入してすぐに分かりました。なぜなら流行りの充電式リチウムイオンバッテリーではなく、電池式なのです。しかも単1形乾電池×6本という破壊力。単1をろ、ろっぽん! そりゃ明るいわと。ここは考え方なのでメリットにもデメリットにも取る人はいるでしょう。
最近はモバイルバッテリーが大容量化しているので、リチウムで充電式に慣れていたからびっくりしました。とにかくキャンプ場も自粛ムードな昨今、自室だけでなく早くフィールドでの使い心地も堪能したいですね。
>> ロゴス
(取材・文/三宅隆<&GP>)
- Original:https://www.goodspress.jp/reports/289491/
- Source:&GP
- Author:&GP