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AirPods Proのノイズキャンセリング機能低下問題、5カ月後も未解決のまま

airpods pro
 
AirPods Proは、以前よりソフトウェアの欠陥によるノイズキャンセリング機能低下問題を抱えており、数カ月経過した現在もまだAppleはその問題を解決できていないと、YouTubeチャンネルiupdateが指摘しています。

11月リリースのファームウェアから続くノイズキャンセリング問題

ことの発端は2019年11月までさかのぼります。
 
Appleは昨年10月30日、AirPods Proの発売と同時にファームウェア「2B584」をリリースしました。ノイズキャンセリング機能はすばらしく、音質も全般的によいと高く評価されていました。
 
その2週間後の11月14日、バージョン「2B588」がリリースされます。ところがこのファームウェアで、「ノイズキャンセリング機能が低下した」との声が相次ぎました。Redditやネットメディアに多くの投稿が寄せられています。
 
そして12月16日に「2C54」がリリースされましたが、ノイズキャンセリング機能がさらに悪化したとの苦情が殺到します。同機能をオンにしてもオフにしても差がないというコメントが、ネット上に数多く投稿されました。
 
こうした苦情のためか、Appleは2020年1月に「2C54」を突如提供中止してしまいます。
 

ファームウェアはダウングレードできない

しかしここで問題なのは、AirPodsはすべて、バックグラウンドで自動的にファームウェアが更新され、ユーザーが自動更新を無効にしたり、ダウングレードしたりできない点です。つまりノイズキャンセリング機能に問題があるとわかっていても、「2B588」や「2C54」から最初のバージョンである「2B584」へとダウングレードすることはできません。

 
そしてこの問題を、Appleがさらに複雑にしているという事実が判明しました。
 
AirPods Proを含むAirPodsの交換品に、未公開バージョンのファームウェア「2D3」をインストールして、ユーザーに配送していたのです。
 
AirPodsは左右でファームウェアのバージョンが異なると、使用に問題が生じます。しかし先述したように、ユーザーは自分でファームウェアをダウングレードすることができません。
 
「2C54」は提供中止されたため、現在公開されているファームウェアの最新バージョンは「2B588」のままです。iupdateは、「Appleは昨年11月時点でのノイズキャンセリングの問題を、現在もまだ解決できていない」と指摘しています。
 

 
 
Source:Sam(iupdate)/Twitter
(lunatic)

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