キャンプで本格的な雰囲気が出せることから注目のエプロン。快適に作業ができるというエプロンの本質とファッション性がうまく噛み合ったアイテムです。
着脱しやすく収納力を増やせるのはもちろん、作業中の汚れや火の粉からウエアを守ってくれるという点もメリットです。すでにさまざまなブランドから出ているキャンプ(アウトドア)エプロンから、5つご紹介しましょう。
1. シンプルだけど自由度高し!
テンマクデザイン
「キャンプエプロン」(4048円)
シンプルながらさまざまな使い方ができるテンマクデザインの「キャンプエプロン」。フロントのポケットは手袋も収納できる十分な大きさで、表側に付けられた小ポケットにはペグやファイヤスターターなど小物を分けて収納可能。ペグハンマーやタオルなどを引っ掛けられるデイジーチェーンも付いています。
また、エプロン本体の裾についているループに木の枝を通すことでログキャリーのような使い方もでき、生地は帆布で燃えにくく丈夫さもあり男ゴコロをくすぐる雰囲気。この素材&スペックでこの価格は、さすがテンマクデザインならではの高コスパです。
ナイフのシース(ケース)を取り付ける革ベルトも付いているのでここにナイフをさし、反対側のデイジーチェーンにはペグハンマーを。このペグハンマーの位置はしっくり。フィット感が高くブラブラしないため重く感じません。
>> テンマクデザイン
2. 日常でも着られるオシャレさ
アッソブ
「CANVAS APRON L」(9900円)
バッグブランドでおなじみのAS2OV(アッソブ)のエプロンは、キャンプだけでなくD.I.Y.やガーデニングなどでも使いたくなるおしゃれなデザイン。フロントにある小分けできるメインポケットだけでなく、胸元のレザーループはカラビナを使って小物を引っ掛けたりも可能。
腰回りのベルトはバックル式で、一度サイズを決めてしまえば着脱のストレスがない点もうれしい。首のベルトにはフェルト地のサポートが付いているため、負荷を軽くしてくれます。ポケットに荷物を詰めこんだ時に首で支えることになるカタチのエプロンではありがたいディテールです。
小分けにされたフロントポケットの奥は、手袋も入るくらいの大きいポケットに。本体とポケットの色味を変えるコンビカラーが作業着になりがちなエプロンを、軽やかな雰囲気にしてくれています。
>> UNBY
3. タフさ際立つ老舗ブランドの逸品
フィルソン
「ユーティリティ エプロン」(2万3100円)
1897年、アメリカ・シアトルでゴールドラッシュの労働者用アウトドア・クロージング・メーカーとして誕生したフィルソン。アウトドアとワークの要素を融合したラギッドなファッション性と“MADE in U.S.A”で人気のブランドです。
そんなフィルソンのエプロンは、3つのユーティリティポケットにフラップポケット、ジッパーポケットとシンプルなデザインが、いかにも男らしい雰囲気。ポケットにはオイルフィニッシュ加工された15ozの帆布を使用。高撥水かつ高耐久で、道具をサビから守ってくれるだけでなく、ラフに使える点もいい。また、本体は11ozと厚手の生地を使用しているため経年変化も楽しみです。
裾部分は膝をつくことが多いアウトドアシーンでは重宝する脚に巻き付けられる仕様に。立ったり、しゃがんだりの運動がラクなだけでなく、パンツを汚れから守ってくれます。
首、ウエスト、脚とすべてのナイロンベルトは太く耐久性がある上に素早く着脱できるバックル式に。サイズ調整もできるため、太めのパンツでも細めのパンツでもフィット感を調整できます。
>> フィルソン
4. キャンプシーンに馴染むミルスペック
NO.10
「エプロン」(7344円)
ミリタリーで使われている機能やデザインを用いたタクティカルホームウェア&ギアを発信するブランドNO.10(ナンバーテン)が手掛けるエプロン。生地には、米軍で実際に使われているクライ・プレシジョン社製のマルチカムを採用。仕切りの付いた大きなポケットはA4サイズがすっぽり入る大きさで収納力は抜群です。タクティカルなPALSテープが付けられているため、モール対応の小物やポケットを追加することも。
本格的なミルスペックを日常からアウトドアシーンまで幅広いシーンで使えるように考えられた、男ゴコロに刺さるエプロンになっています。
PALSテープの下には面テープで着脱可能なエラスティックバンドが。そのままハンマーやペグなど長いものの収納スペースとしても使えますが、フライ返しなどの調理器具を入れておいていいかも。また、フロントの面テープ部分に移動して使うこも可能です。
5. ベストとしても使える2WAYタイプ
グリップスワニー
「FIREPROOF APRON VEST」(1万5180円)
焚き火グローブで有名なグリップスワニーには、エプロンとベストの2WAYタイプがラインナップ中。オリジナルの難燃素材を使用しているため、焚き火でも安心です。
首1点で支えるのではなく両肩で支える仕様なので、道具を入れて重い時でも負荷を軽減。フリーサイズ展開ですが両サイドのファスナーで2段階の調整が可能で、腰から脇腹にかけてガバッと開くため着脱のしやすいというメリットも。
またベストにもなるため後ろ身頃もあるのが他のエプロンとの大きな違い。そして背面にも収納スペースがあります。今回紹介した5つのエプロンの中で最も収納力の高いエプロンです。
下部分を内側に隠すとベストに。作業時とのんびり過ごす時のON/OFFの切り替えができますね。大きくマチを持ったポケットは手袋やロープなどかさばるモノをガバッと入れられる大容量で、サイズ違いの小さいポケットは道具を分けてしまえる使い勝手の良さも魅力です。
>> グリップスワニー
※グラミチのヘンリーネックロンT/8580円(インス TEL:0120-900-736)
(取材・文/宇田川 雄一 写真/田口陽介)
- Original:https://www.goodspress.jp/reports/289593/
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