2020年4月16日、すでに発令されていた緊急事態宣言が当初の7都府県から全国へと対象を広げた。これまでも同ウイルスの影響で多くの食イベントが中止・延期されてきたが、今後もこの状況は中長期的に続きそうな雰囲気だ。
そこでクックパッド株式会社は、一時的な生産者支援にとどまらず、継続的に「生産者」と「消費者」がつながる場が必要であると考え、新型コロナウイルス感染拡大に伴い中止や延期になった食のイベントを、生鮮食品EC「クックパッドマート」アプリ内でオンライン開催する。
同時に、「クックパッドマート」で購入した生鮮食品を自宅まで配送する宅配サービスの提供を一部地域で正式に開始した。
幅広いジャンルで豊富なラインナップ!
「クックパッドマート」の特設ページにて開催され、第1回は4月17日0時~4月19日24時。「つくり手から届く『#とれたて野菜』マルシェ」という特集で、届ける当日に収穫する鮮度抜群な朝採れ野菜や、スーパーではあまり売られていないこだわりの野菜・果実が50品以上販売されている。
少し覗いてみると、甘みの強い黄人参(1本120円)やお得な春のサラダセット(300円)、今が旬のたけのこ(980円)、珍しいバターナッツスカッシュ(751円)など豊富なラインナップであった。
商品購入にあたり、まずは受け取り場所を設定する(地域によって商品が変わるため)。あとは商品を選び、注文、配達を待つだけという手軽さだ。
今後も青果・鮮魚・精肉・加工品・惣菜など幅広いジャンルの特集や、マルシェ・商店街・朝市などのイベントごとの特集を実施予定。ちなみに、第2回(4月24日~26日)は商店街の老舗店舗や専門店が集結する「地域の名店」特集、第3回(5月1日~3日)は卸売市場の鮮魚仲卸たちの「魚河岸」特集を開催予定だ。
ピックアップor宅配
これからも従来どおり「マートステーション」を利用した商品ピックアップは可能だが、外出を控えたい人や持ち運びが大変な人は別途送料500円で自宅まで配送してもらえる。
「マートステーション」まではクックパッドマート配送員が配送し、そこから自宅までのラストワンマイルは配送クラウドソーシングアプリ「DIAq(ダイヤク)」と連携し、時間と場所の合う人が届けるという。今後ラストワンマイルの連携事業者の拡大も予定している。
- Original:https://techable.jp/archives/122031
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口