スマートフォンが普及して、お金にまつわるサービスが身近になってきた。ライフスタイルの多様化やグローバル化、フィンテックの出現による他業種からの参入、人工知能の活用など、変化が激しい時代となり、金融業を取り巻く環境も大きく変化している。
このような時代の変化を受けて、新生銀行グループは2019年に中期経営戦略「金融リ・デザイン~私たちのイノベーション・ストーリーズ~」を打ち出した。金融のあり方を変えることを企図した、野心的な戦略だ。
では実際に、個々の社員たちはそれをどう受け止め、日々の仕事をしているのか。社員それぞれの「金融リ・デザイン」について聞いた。
「時代の変化をとらえる」
新生銀行の不動産法人営業部で働く渋谷亜沙美さんの金融リ・デザインは「時代の変化をとらえること」。
「今、銀行を取り巻く環境が大きく変わっている。ビッグデータやITの活用など時代の変化を捉えていくことが金融リ・デザインなのではないか」と渋谷さん。
それだけではなく、お客さまに合った商品をともに作っていくという発想で接しているとも話し、テクノロジーだけではなく、コミュニケーションの大切さをうかがわせた。
それは新生銀行グループ各社の社員も同様であった。
「お客さまの体の一部になる」
昭和リースの環境・エネルギービジネス部の関守克祥さんにとって、金融リ・デザインは「お客様の体の一部になる」こと。
建設機械のリースなども手がける同社で関守さんが担当しているのは、再生可能エネルギー、省エネルギーに関するビジネス。従来、金融機関はお客さまにとっての調達先だったが、これからは一緒にビジネスをつくりあげることが重要になると考えているそうだ。
「パートナーになりながら、お客さまの商売に関わっていくことができるところにやりがいを感じる」という。
「お客さま目線の身近な金融」
「お客さま目線の身近な金融」 と語るのは、クレジットカードを扱うアプラスのデジタル推進部に所属している酒井桃恵さんだ。
アプラスが扱うクレジットカードの公式アプリの管理・運営やウェブサイトの管理を担当している。
スマートフォンの普及により、ダウンロードするだけで世代問わずにさまざまなアプリを利用できるようになった。
クレジットカードのアプリについても、「身近に使えるような、『手を伸ばしやすい柔らかい金融』になれたら、という思いで仕事をしている」と酒井さんは語る。
「ニーズに対応できるチーム作り 」
大本恵美さんは新生フィナンシャル 新生パーソナルローン営業本部に所属している。そんな大本さんの金融リ・デザインは「お客さまのニーズに対応できるチーム作り」。
カードローンを初めて申し込む人の受付から審査、契約までを対応している大本さんは、「お客さまのニーズも多様化しているため、一律な動きではなく、お客さまのニーズに合わせた対応をする必要がある」と語る。
また、部下とのコミュニケーションについては、キャリアの将来像を聞いたうえで、本人と話し合う機会を設けるように心がけているとのこと。意思疎通のとれたチームを作ることで、要求水準が高度化しているお客さまに対しても、フットワーク良く対応していくことを目指している。
お客さまと一緒に
変化し続けるお客さまのニーズに応えていくには、これまで培った銀⾏業務の 経験だけではなく、「0から1」を⽬指すこと、つまりお客さまの期待を超えるような新たな金融体験を示していくことも必要だ。近時、新生銀行グループでは、外部のパートナーとの新たな事業の構築を複数発表している。
新事業を作り出す楽しさを語る社員もおり、スタートアップ企業のような活⼒も感じられた。「グループ⼀体となってお客さまと⼀緒に新しい価値を創り上げていく」、という姿勢をもち続ける。
新生銀行グループの今後の活動に注目したい。
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