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MVNOの比率は18.9%へ増加 ただし50代、70代は昨年より減少

スマートフォンとSIMカード
 
モバイル社会研究所は4月16日、2020年1月に実施した、スマホ利用者のMVNO比率に関する調査の結果を公表しました。全体のMVNO比率は昨年から微増の18.9%でしたが、年代別で見ると50代、70代は減少に転じています。
 
調査は2020年1月、全国の15歳〜79歳の男女を対象にWeb上で実施され、6,925件の有効回答を得ました。

全体のMVNO比率は引き続き上昇

本調査では、「NTTドコモ、au(KDDI、沖縄セルラー)、ソフトバンク、Y!mobile」の4社を「MNO」、それ以外を「MVNO(UQコミュニケーションズ、LINEモバイル、楽天モバイルなど)」と定義しています。
 
スマホを所有する全国の15歳〜79歳の男女5,547人のうち、MVNOを利用している割合は18.9%で、2019年調査時の18.1%からは微増となりました。また、全体のMVNO比率は、2015年調査時から年々増加しています。
 

50代、70代の利用率は昨年より減少

年代別のMVNO比率を見ると、30代、40代は22.5%、60代は19.9%でMVNO平均比率18.9%を超えており、10代、20代の利用率も年々上昇しています。
 
しかし、50代は2019年の20.2%から17.8%へ、70代は20.6%から17.7%へ減少に転じています。
 

 
2020年4月からは楽天モバイルが第4のキャリアとして格安プランの提供を開始しました。今後は大手3キャリアも楽天モバイルに追従し、お得な料金プランを打ち出すなどの可能性もあり、利用者がMVNOからMNOへ回帰することも考えられます。
 
 
Source:モバイル社会研究所
Photo:photo AC-photoB
(kotobaya)

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