AppleでApple Musicとインターナショナルコンテンツ担当バイスプレジデントを務めるオリバー・シュッサー氏が、現在Beats代表のルーク・ウッド氏の後釜となることが明らかにになりました。両社の協力体制をより強めていくとのことで、Appleの音楽関連事業のさらなる飛躍が期待されています。
エディ・キュー氏が社員向けのEメールで発表
Appleは今回の人事異動を公表したわけではありませんが、同社インターネット関連ソフトウェア・サービス担当上級副社長のエデュ・キュー氏が、社員向けのEメールの中で事実を発表した、と米CNETが伝えています。Beats代表のウッド氏は、4月30日に離職するとされています。
シュッサー氏は、Beatsの新代表となった後も現在のAppleでの役職を継続するとのことで、初期のBeats Musicから派生したApple Musicが古巣に戻ってくるような構図になりそうです。
ウッド氏は前々から「何か新しいことがしたい」と語っていたとされており、突然決まった異動ではないということも明かされています。
キュー氏はシュッサー氏の実力を評価
Beatsの新代表となるシュッサー氏は、Appleで15年以上務めていますが、Apple Musicのバイスプレジデントとなったのは比較的最近のことです。
「(シュッサー氏が)Apple Music事業を率いてから1年ちょっと経つが、オリバーのリーダーシップの下、Apple Musicは安定した成長を続けている。彼は音楽とBeatsブランドに対して熱意があり、協力体制を作ることにも熱心だ」
キュー氏は、今回の人事異動がベストなタイミングではなかったことを認めつつも、「ビジネスを前に勧め続けるのは大切」と語っており、今後もBeatsブランドに力を入れ続けていくと主張しています。
Beatsは、最長15時間の再生が可能な新作のPowerbeatsイヤホンを3月半ばに発表したばかりです。
Appleはオーバーイヤーヘッドホンを開発中
Appleは、最低でも2種類のハイエンドオーバーイヤーヘッドホンの開発を行っていると米Bloombergが先日報じたばかりです。
ヘッドホンのパーツは取り替え可能で、快適モードとスポーツモードの切り替えが容易に行えるようになるともいわれています。
Appleロゴ入りのオーバーイヤーヘッドホンのコンセプト動画も公開されています。ヘッドホンの販売価格は、350ドル(約38,500円)になると予測されており、Boseやソニーの製品と競合するのではないかと期待されています。
Source:CNET
Photo:Beats
(lexi)
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