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サウナ大好き芸人マグ万平さん おすすめのサウナを教えて下さい!

年間約300のサウナ施設を訪れる、大のサウナ好きとして知られる芸人のマグ万平さん。国内はもちろん、サウナの本場フィンランドへも訪れるほど探究心にあふれる彼に、サウナの魅力と国内のオススメサウナ施設を教えてもらった。

取材場所として伺ったのは、東京・鶯谷の「サウナセンター」。マグ万平さんの行きつけで、東京に現存する最古の施設のひとつだ。

ここは東京・鶯谷にある老舗サウナ施設「サウナセンター」の5階にある食堂。我々ds取材班が雑談しながら待っていると、館内着姿のマグ万平さんがスッキリした表情で現れた。首にタオルを掛けた彼は、それが正装であるかのように自然と我々に向き合う。どうやら、すでにととのってきたようだ。さすが、サウナ芸人。

サウナは前菜、水風呂がメインディッシュ

ここは東京・鶯谷にある老舗サウナ施設「サウナセンター」の5階にある食堂。我々ds取材班が雑談しながら待っていると、館内着姿のマグ万平さんがスッキリした表情で現れた。首にタオルを掛けた彼は、それが正装であるかのように自然と我々に向き合う。どうやら、すでにととのってきたようだ。さすが、サウナ芸人。

──そもそも、サウナに通い始めたのはいつ頃からですか?

約4~5年前。出身が福岡なので、温泉は豊富にあったからお風呂自体は大好きでした。でも、実はサウナは大嫌いだった。なぜあんなにクソ熱いカラッカラのところで、肌も鼻も痛くなるところに身をおいて、出たらクソ冷たい水風呂に入るのか、もうわけがわかりませんでした。

──そんなに嫌いだったのに、大好きになったんですか?

サウナ自体がすごく気持ちいい、ということは、タナカカツキさんの「サ道(書籍版)」を読んで知っていました。カツキさんは高校生の頃にハマって以来、ずっと動向を追いかけてきた人なんですが、そのカツキさんが言うなら試してみようかなという思いがずっとあって。で、ある時、新ネタライブでダダすべりしたんです(笑)。すごく凹みましたね。その帰り道に近所の銭湯に行ったんです。そこにサウナがあったので、カツキさんの本を思い出して、「よし、入ってみよう!」と思ったのがハマったきっかけ。この時は頑張って水風呂にも入ったんですが、そうしたらすごくリラックスできて。「たしか、これを繰り返すといいって書いてあったぞ」と思い出して、サウナ、水風呂、外気浴のセットをもう一度繰り返してみたんです。そうしたら、1セット目のときほど息苦しくないし、水風呂も冷たさを感じない!

──ようやく、サウナの魅力がわかった瞬間ですね。

そうなんです。2セット目の外気浴のとき、とんでもなく気持ちよくなって、身も心もリラックスできました。そうしたら、聴覚がおかしくなったんです! 普段は絶対に聞こえない、女湯のカランの音とか、桶を置くカコーンって音がすぐ近くで聞こえているような感覚になって。あれ? と思って顔を上げたら景色がぐにゃ~って。あ、これがととのうってことなんだと始めて気が付きました。

 

サウナってすべてを脱いで開放する場所

──なるほど、その経験で一気にサウナにハマったんですね。

そうです。単純に気持ちが良かった。銭湯とか温泉はよく行っていましたが、こんな爽快感を得たことはありませんでした。サウナって、裸一貫でケータイを置いていくからデジタルデトックスができますし、温めた身体を水で冷やすという作業がとても気持ちがいい。普段は思考の世界にいるけど、感覚の世界に連れて行ってくれる。これが面白かったんです。

──いろんなサウナに行かれてますけど、好きなサウナは?

ドライサウナ、フィンランド式サウナなど種類もいろいろありますけど、サウナの主役は実は水風呂。フレンチのコース料理に例えると、サウナが前菜で、水風呂がメインディッシュ、外気浴がデザートなんです。だから水温がパリッと冷たい水風呂のある施設が好きですね。ここサウナセンターの水風呂は14度だから最高! 石に水をかけて仰ぐアウフグースのサービスもやっていいますし。あまりPRしていないようですが、僕はここの水風呂の照明が大好き。天井からのスポットライトが水面にあたってキラキラ輝いているんですけど、それを見ているのがすごく気持ちいいんです。

──最後に、これからサウナデビューをする人にアドバイスをお願いします。

いまはサウナ好きな人も増えて、「サウナイキタイ」という日本最大のサウナ検索サイトもあります。そこには水風呂やサウナ室の温度も載っていますし、口コミも書いてあるのですごく便利。遠くのサウナ施設へ旅行気分で訪れるのもいいですけど、個人的なオススメは近所のサウナ(笑)。サウナってすべてを脱いで開放する場所。なので、ととのった後にすぐに家に帰れる近所のサウナが実は最強なんです。

サウナ用語解説
ととのう
サウナと水風呂の温冷交互浴によって得られる、悦に入った状態のこと。脳内ホルモンが大きく変動するランナーズハイとも似た感覚。
タナカカツキ
漫画家。昨今のサウナブームを巻き起こしたドラマ「サ道」の原作者。代表作は「バカドリル」や、ガチャポンの「コップのフチ子」。
ドライサウナ
日本独自のガスで暖めたサウナ室のこと。高度成長期の時代、日本に輸入されたサウナを効率的に暖めるために生まれたと言われる。
フィンランド式サウナ
室内にストーブがあり、そこで熱せられた石に水をかけて蒸気を作る(=ロウリュ)サウナのこと。ロウリュで室温を調整する。
アウフグース
熱せられた蒸気をタオルなどで振り回し、程よい熱風をかけて一気に汗を出していくプログラム。仰ぐ人を熱波師という。
サウナイキタイ
日本全国約4900のサウナ施設が登録された検索サイト。条件検索も豊富で、サウナーは御用達。オリジナルグッズも人気。

Magmanpei’s Recommended No.01
Sky Spa

サウナ室から眺める
ヨコハマの夜景が最高

フィンランド式ドライサウナ室のベンチの背もたれには、本場同様に熱伝導率の低いアバチの木を仕様。室温はフィンランド人が好むと言われる80度前後に保たれている。アウフグースのサービスは、本場ドイツの技法を取り入れた本格的なもの。マイナスイオンを含んだ熱気が新陳代謝を促進し、身体の活性化に役立ててくれる。毎日開催。

Information
エリア 神奈川/横浜
施設名 スカイスパ
住所 神奈川県横浜市西区高島2-19-12 スカイビル14F
営業時間 24時間営業
定休日 無休
料金 2450円(平日・17時以降の場合)

 

Magmanpei’s Recommended No.02
yulax

サウナーたちが憧れる
サウナの新聖地

2016年の熊本大震災を機に、本格サウナ施設へとリニューアル。メディテーションサウナのストーブは、ヨーロッパの一流ホテルやスパで使われているもので、日本で体験できるのは湯らっくすのみ。水風呂は熊本の天然水を使用。柱にあるMADMAXボタンを押せば、頭上から大量の天然水が落ちてくる。

Information
エリア 熊本/熊本
施設名 湯らっくす
住所 熊本市中央区本荘町722
営業時間 24時間営業
定休日 無休
料金 大人590円(土日祝は690円)

 

Magmanpei’s Recommended No.03
Kobe Sauna & Spa

西日本最高峰の
サウナ施設

サウナ室は写真のメインサウナのほか、フィンランドサウナ、ハマーム(岩盤浴)、塩サウナと充実。ヨーロッパのスパリゾートを思わせる、広々とした円形大浴場には、地下1004mから湧き出る天然温泉をふんだんに使用している。水風呂の温度は年間通じて11.7度とやや低めで、サウナーにはたまらない冷たさだ。

Information
エリア 兵庫/神戸
施設名 神戸サウナ&スパ
住所 神戸市中央区下山手通2丁目2-10
営業時間 24時間営業
定休日 無休
料金 2700円

 

Magmanpei’s Recommended No.04
SaunaLab

女子サウナーに、
今一番行って欲しいサウナ

写真のサウナ室はセルフロウリュができるフォレストサウナ。室温が60~70度の蒸気浴は熱くて息苦しく感じることなく、じんわりと汗をかくことができるので女性に人気だ。アイスサウナでととのえた後は、読書や食事が楽しめるスペースへ移動。まるで北欧カフェのような洒落た雰囲気のなか、コワーキングスペースとしても活用可能だ。

Information
エリア 愛知/名古屋
施設名 サウナラボ
住所 愛知県名古屋市中区栄3丁目9-22 グランドビル8F
営業時間 11:00~19:00、19:00~21:00(貸切のみ)
定休日 無休
料金 2700円

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