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ESA出資のスタートアップ、行きたい場所の混雑状況がわかる無料アプリを発表!

主要駅の周辺は人が減っているものの、近くのスーパーに行くとごった返していたりする。混雑した場所を事前に把握しておき、ソーシャルディスタンシングにつなげたいところだが、そんなとき活用できそうなアプリがリリースされた。

ESA(欧州宇宙機関)が出資するスタートアップLanterneによる「Crowdless」は、衛星データとAI技術を使用して人が集まっている場所をマップ上に示してくれる。

・匿名化された衛星データを利用

「Crowdless」は人の混雑状況をわかりやすいビジュアルで示してくれる。マップ上の混雑状況を調べたいエリアで「Search this area」をタップすると結果が示される。

混雑している場所が、マップ上の赤色の丸で示され、やや混雑している場所が黄色の丸、比較的混雑のない場所が緑色の丸で示されていて、直感的に混雑状況が把握できるだろう。

混雑状況の予測には、モバイルデバイスの動きを追跡するGoogleマップやGoogleプレイスのデータなど、匿名化されたデータが使用されている。

・アプリはわずか3日で開発

Lanterneは、紛争地帯で人々が安全に移動できるようなソリューションを開発してきたとのことで、「Crowdless」にはプロダクト開発で蓄積された技術が活かされている。ちなみに、アプリはわずか3日で開発されたとのこと。

英国ESAビジネスイノベーションセンター運用マネージャーのSue O’Hare氏は、「宇宙/衛星技術を活用してCOVID-19との戦いを支援し、世界を変える方法を示してくれた」として、Lanterneの同活動を称賛している。

「Crowdless」にはiOS版Android版があり、どちらも無料でダウンロードできる。

参照元:Social distancing app uses space to save lives/ ESA

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