神戸市長の久元喜造氏は4月23日、神戸市と米国のベンチャーキャピタルである500 Startupsと連携したスタートアップ育成プログラム「500 KOBE ACCELERATOR」の参加募集を6月から開始することを明らかにした。すでに4月20日から神戸市独自で同様のプログラムの募集が始まっているが、重複して応募することも可能とのこと。
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また投資プログラムではないため、採択された企業への500 Startupsの基本的に出資はない。プログラムは原則として英語で実施されるが、講義ビデオは日本語字幕付きで、メンタリングは必要に応じて逐次通訳でサポートする。
- プログラム名:500 KOBE Accelerator 2020 for COVID-19 Emerging Technology
- 募集期間:2020年6〜7月(予定)
- プログラム期間:2020年8月から10月(予定)
- 開催方法:オンライン(デモデイの開催方法は社会状況に応じて今後検討)
- 対象領域:ウイルス感染予防、公衆衛生などに関する正確な情報発信(デマ防止)、健康管理、リモートワーク・学習、食品物流、オンラインイベントなど
- 参加資格:国内外の起業家または起業家候補でシード(最小限のプロダクト・モデルを開発済み)、アーリー(製品開発済み、顧客あり、第三者からの投資を獲得する段階)期にある ※すでに製品やサービスを持っており、チーム活動しているスタートアップを推奨
- 参加者枠:20チーム
プログラム内容は以下のとおり。
- メンタリング:500 Startupsのグローバルスタッフによる1対1形式のメンタリング
- 講義:マーケティングやマネタイズ手法、UX/UI、資金調達などに関する専門家による講義
- コミュニティ:選抜されたスタートアップのコミュニティ形成支援
- 神戸医療産業都市のサポート
記者会見で久元市長は、新型コロナウイルス感染症対策で1624億円の緊急補正予算を組むことも発表。