Apple AシリーズSoCの生産で知られるTSMCが、2nm用の次世代露光技術開発を始めたようです。
5nmラインは既に余剰なし
このニュースを報じたWccftechによれば、TSMCの5nmラインとチップオンウエハー基板(CoWoS)インターポーザーは現在フル稼働状態とのことです。
同メディアによれば、AMDとNvidiaが次世代CPUおよびGPUの開発と生産を目的に、5nmラインの余剰枠を全て買い取ったことがその理由のようです。
A14を5nmラインで生産中か
TSMCの5nmラインでは、iPhone12に搭載されると噂される、A14チップの生産を行っているとの報道もあります。今回、AMDとNvidiaが買い取った余剰枠は、A14以外の他の製品に振り分けることが可能な生産枠だったと予想されます。
2nmラインは2022年の立ち上げ予定
半導体ロジックは、5nmプロセスの次は3nmプロセスが中心になりそうです。2nmプロセスは2022年の立ち上げに向けて開発が始められようとしていますが、次世代の極端紫外線(EUV:Extreme Ultra Violet)露光技術の開発が重要な技術的課題となっています。
Source:Wccftech, TSMC
Photo:Svetapple.sk
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