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iPhone SEと「iPhone12」で2020年後半のiPhone需要は回復

iPhone SE(第2世代)
 
新型コロナウイルスの影響でiPhone需要は落ち込み、先行き不透明感が高まっていますが、投資銀行Cowenは、iPhone SEと秋の発売が見込まれる5G対応「iPhone12」により、iPhone需要は2020年後半から回復すると予想しています。

iPhone需要は今年後半から回復へ

Cowenのアナリストであるクリシュ・サンカー氏は、現地時間4月27日に投資家向けに配布したメモにおいて、4月30日に発表されるAppleの2020年度第2四半期(1月〜3月)業績は「ほぼ大方の予想通り」(Appleは2月の時点で、同四半期業績の予想を下方修正しています)だろうと述べています。
 
具体的な数字としては、1月〜3月期のiPhone出荷台数は3,300万台、売上高は251億ドル(約2兆6,900億円)、全体の売上高は553億ドル(約5兆9,300億円)というのがCowenの予想です。Appleの1月末時点での全体の売上高予想は630億ドル〜670億ドル(約6兆7,600億円〜7兆1,900億円)でした。
 
続く4月〜6月期もiPhone売上高は「横ばい」、しかし2020年後半からは徐々に回復し、2021年には5G対応iPhoneの時代が来るとCowenは見ています。

サービス部門は好調

なおCowenは、Appleは4月末の業績発表において、次の四半期(4月〜6月)の業績予想を明らかにしないだろうと予想しつつ(新型コロナウイルスの影響で先が読めないため)、4月〜6月期のiPhone販売台数は3,700万台で、前年同期比では1%減、前四半期比では12%増となる、と見積もっています。
 
Appleのサービス部門の売上は、新型コロナウイルスの影響で人々の在宅時間が増えたために、iPhoneとは逆に好調に推移していると見られています。Cowenの試算によれば、同部門の2018年から2021年にかけての年平均成長率(CAGR)は18%となる見通しです。

 
 
Source:AppleInsider
(lunatic)

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