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Googleの親会社AlphabetのQ1売上高は新型コロナで広告苦戦も13%増の約4.4兆円

Googleの持ち株会社Alphabetが28日に発表した2020年第1四半期(Q1)決算によると、同社の売上高は前年同期比13%増の412億ドル(約4兆4000億円)だった。

規模といい、2桁増といい目覚ましい成長のようにみえるが、前年同期の増加幅15%に比べると成長はやや鈍化した。新型コロナウイルスの影響によるものとみられ、同社は「2月までは堅調だったが、3月に売上高が大きく落ち込んだ」と述べた。

・YouTube広告は好調

純利益は3%増の68億ドル(約7200億円)、1株当たりの利益は9.87ドル(約1050円)だった。

同社の事業の主な柱はGoogle広告、YouTube広告、Googleクラウドなどだ。中でも売上高が最も大きいのはGoogleの広告で、前年同期比10%増の338億ドル(約3兆6000億円)だった。

同じ広告でもYouTubeの方は、33%増の40億ドル(約4300億円)。額はGoogleに比べると小さいが、新型コロナ対策の外出規制がYouTube利用増につながり、大きな成長につながったようだ。

・Q2も苦戦か

そして、さらに成長幅が大きかったのが、同社が近年力を入れているクラウド事業で、売上高は52%増の28億ドル(約3000億円)だった。

発表文で同社の最高財務責任者Ruth Porat氏は3月に苦戦したことを指摘したうえで、「長期的視野で引き続き投資をしながら、より効率的なものになることに焦点を絞る」と述べた。

4月は新型コロナの経済への影響がグローバルで見られ、また深刻さも増しているだけに、多くの企業と同様に第2四半期(Q2)はさらに厳しい業績になることもあり得る。

Alphabet決算

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