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マイクロソフト株が約1.5%上昇、2020年1〜3月期の売上高が15%増約3.7兆円の好決算を受け

Microsoft(マイクロソフト)は4月29日、2020年度(2020年6月に終了する決算年度)第3四半期(1〜3月期)決算を発表した。通常のカレンダーで2020年第1四半期に相当する期間だ。

このテクノロジーの巨人は、前年同期比15%増の350億ドル(約3兆7000億円)の売上高を計上した。その結果、営業利益は130億ドル(約1兆4000億円、前年同期比25%増)、純利益は108億ドル(約1兆2000億円、前年同期比22%増)となった。四半期の1株当たり純利益は1.40ドル(約150円)だった。

Yahoo Finance(ヤフー・ファイナンス)によると、投資家予想は、売上高が336億6000万ドル(約3兆6000億円)、1株あたり純利益は1.26ドル(約135円)だった。決算発表直後、マイクロソフトの株価は約1.5%上昇した。テクノロジー株が強い日だったこともあり、取引時間中では4.5%まで上昇した。

同社の決算発表のその他の主なニュースは、Azure(AWSのライバル)の売上高が前年同期比59%増加、Office 365の売上高が25%増加、LinkedInのトップライン(売上高)が同21%増加、 Xbox、検索、Surface事業は横ばいとなっている。

ただし、暦年の第1四半期(マイクロソフトのの2020年度第3四半期)には、新型コロナウイルス対応の影響は一部しか含まれていない。同社は四半期売上高への「新型コロナによる正味の影響は軽微である」と注記した。また当四半期の決算には、クラウドの利用拡大、LinkedInの広告売上の減少、ゲーム利用の増加、検索広告売上の停滞の影響が反映されている。全体で見るとプラスの影響だったようだ。

同社は今後の見通しについて決算発表会見で説明する予定だが、決算発表で「新型コロナの影響は翌年度以降にならなければ完全に財務結果に反映されない可能性がある」と注意喚起した。

財務指標

他の財務指標に興味がある方のために、TechCrunchはマイクロソフトの決算発表スライドから最も興味深い数字を集めた。

全体としては会社にとって良い四半期だった。新型コロナによる大きなダメージはなかった。もちろん、その影響が判明するときに、今後の見通しはもっと重要な意味を持つ。今のところ、投資家は満足している。

画像クレジット:Justin Sullivan/Getty Images / Getty Images

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(翻訳:Mizoguchi

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