iPhoneのモデムチップの供給を担う米Qualcommは現地時間4月29日、同社2020年第2四半期(1月〜3月)の業績を発表しました。Qualcommは「5Gへの移行は順調に進んでいる」と強調しつつも、新型コロナウイルスがスマホ需要にもたらす影響により、出荷台数の大幅な減少が予測されることを明かしました。
今年最大2億2,500万台の5G対応スマホが出荷との予測
中国での経済状況の回復具合を参考にすると、2020年4月〜6月期のスマホの出荷台数は30%減となるとQualcommは非常に厳しい見方である、と米メディアCNBCが伝えています。
しかしながら、次世代通信規格「5G」への移行は計画通りに進んでいる、とQualcommの最高経営責任者(CEO)スティーブ・モレンコフ氏はコメントしています。Qualcommは新型コロナウイルスがサプライチェーンに与える影響を最小に抑えることに成功したと述べており、今年1億7,500万台〜2億2,500万台の5G対応スマホが出荷されると予測しています。
iPhone12にはQualcomm製モデムチップが搭載か
Appleの最初の5G対応スマホ「iPhone12」には、Qualcomm製モデムチップの搭載が予想されています。Appleはモデムチップの内製化を目指していますが、今年の新型iPhoneには間に合わないとの見方が濃厚です。
「iPhone12」の量産開始時期は1カ月延期されると米The Wall Street Journalが報じたばかりです。スマホ需要の減退と、アジア圏での生産遅延がその理由として挙げられています。
Source:CNBC via 9to5Mac
(lexi)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania