AppleのiMessageは2011年に導入されて以来徐々に進化を遂げてきましたが、近い将来、送信後のメッセージが編集可能になるかも知れません。Appleが取得した特許から明らかになりました。
送信後のメッセージが編集可能に
米国特許商標庁(USPTO)が現地時間4月30日に公開した特許申請書「メッセージ送受信のためのデバイス、方法、そしてグラフィカルユーザーインターフェイス」には、Appleが将来的に、送信したあとでもメッセージを編集可能にする技術を検討していることが記されています。
SlackやChatworkなどの一部のメッセージングサービスでは、投稿後でもメッセージの編集が可能です。ただしこれらは同一環境内でのみ可能であり、セルラーネットワークを使って送信したメッセージは一般に編集することができません。
テキストメッセージの場合、一度送信したメッセージの編集や取り消しを行うには複雑なプロセスが伴うため、対応していないのはAppleのiMessageだけではありません。WhatsAppには誤送信したメッセージを削除する機能はあるものの、編集は不可能です。
Appleの特許には、送信したメッセージを回収、編集し、以前に送ったメッセージと同期させる技術の解説はないものの、ユーザーがメッセージを編集する方法は記されています。
「メッセージ」アプリ内でほかのアプリが使用可能に
また特許では、Appleの「メッセージ」アプリ内から、サードパーティーのアプリを同時に呼び出して使用する、といった技術も紹介されています。これは中国のWeChatでは、すでに採用されています。
取得された特許がすべて実現するわけではありませんが、今回の特許については実用化される可能性が高そうです。
Source:USPTO via AppleInsider,9to5Mac
(lunatic)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-286478/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania