赤提灯に行ったら必ずと行っていいほど頼みたくなるのがモツ煮。個人的に好きなのは、コクがあって少し辛めな赤味噌ベースの本格的なやつでして…。それに日本酒を合わせるのが最高な組み合わせ。スーパーの惣菜コーナーなどで買うことも出来るけど、白味噌ベースのものが多くてちょっと物足りないんですよね。
であれば、自分で作ってしまおうと思い立ち、以前から気になっていたシャープのほったらかし家電「ヘルシオ ホットックック」で挑戦することにしました。ちょうど1〜2人前用タイプが出たこともあって省スペースで作れるため、宅飲みのつまみにもちょうどいい感じ。
実際に作ってみたら、モツ煮だけじゃなくてついでに前菜とシメまで簡単に作れてしまいました。これ絶品ですよ。
■前菜→モツ煮→モツカレーの最強コンボが楽しめます
<使用した家電>
シャープ
ヘルシオ ホットクック KN-HW10E
実勢価格:3万9800円前後
結果的に最高に自分好みのモツ煮が、食材を切るだけで出来ました。おかわりもバッチリです(笑)。しっかりと味の染み込んだモツと野菜、そこにさっぱりとした日本酒が最高に合います。ほったらかしで出来るとはいえ、自分で作った達成感と愛着もありいつも以上に美味しく感じます。
旨味とほのかな酸味でクリアな後味が印象的な、さっぱりとした日本酒を冷やで一緒に飲みました。味の濃いモツ煮にはぴったりで料理を引き立ててくれるお酒です。モツ煮を食べた後には甘みが強く感じられて、食べ合わせで印象が変わるのも日本酒の醍醐味でしょう。
■用意した材料
<A>
・豚モツ 250g
・水 400ml
・ネギの青い部分
・生姜 薄切り5枚
・卵 2個
<B>
・人参 半分
・大根 1/3
・こんにゃく 1/3
・おろしにんにく 小さじ1/2
・おろし生姜 小さじ1/2
・赤味噌 大さじ2杯
・白味噌 大さじ1杯
・料理酒 大さじ1杯
・醤油 大さじ1杯
・みりん 大さじ2杯
・顆粒かつお出汁 5g
■下茹でのついでに前菜も作れます!
まず、モツの臭みを取るために下茹でします。ちょっと面倒臭いですがこの工程が大事。最終的に仕上がりに大きく影響してきます。余計な油も落とせるので身体のためにも大事です。
実はこのタイミングで「蒸しトレイ」を使ってつまみも作ってました。下茹での食材の上に蒸しトレイを使い、ついでに食材を蒸すだけ。この家電の魅力は煮ると蒸すが同時に出来るところにもあります。本煮込みを待ってる間はむしろ暇なので先に前菜を作っておくと時間をあっという間に過ごせるのでオススメです。
■本煮込みを待つ間は蒸し鶏と枝豆とハイボール
本煮込みの前に内釜についた油も軽く洗っておくと、より臭みの少ない出来上がりになります。下茹でしたモツはネギも生姜も全部を内釜に戻します。残りの<B>の食材たちを投入。ここで忘れちゃいけないのは「混ぜ技ユニット」の設置。これをしておくと自動でかき混ぜてくれるので、途中で中を覗く必要がなくなります。
本煮込みのセットが完了したらお待ちかねの前菜。枝豆と蒸し鶏にはゴマだれと柚子胡椒それにハイボールで晩酌開始。蒸し鶏が柔らかくてジューシーでめっちゃうまい! ゴマだれの甘じょっぱさと柚子胡椒の辛さでハイボールが進む進む。
枝豆は7分だとちょっと柔らかすぎたので、硬いの好きな人は途中で抜いても。ちょっとスマホ触りながら、気ままに洗い物をしていたらあっという間に「できましたよ」の合図が...。
■ついに完成!柔らかくて嫌な臭みもなくて自分好みの味
蓋を開けてみるとしっかりと煮込まれた色をした食材たちが。はやる気持ちを抑えて日本酒をついで、薬味を揃えてモツ煮を盛り付け準備万端に。ここで、ゆで卵を投入してお代わりまで少し染み込ませます。
味が濃かったりしたら水を足して少し延長。延長はそのままできちゃうので簡単です。薄い場合は煮詰めるというメニューに戻って再調理しましょう。
ものすごく柔らかくちょっと歯ごたえもあっていい感じ。人参や大根、こんにゃくは2日目みたいな味の染み込み方。鷹の爪の絡みもあって、ちょっとピリ辛な赤味噌ベースのモツ煮はさっぱりした日本酒と最高に相性がいいんです。ラベルの裏を見ると、“ぬる燗”もおすすめみたいなんで、今度試してみたいですね。
■“シメ”の一品はモツカレー
余った具材に水を少しとカレーのルーを入れるだけ。あとは10分ほど延長ボタンを。そうすれば無水調理のまま自動で混ざるので、カレーでも焦げ付きません。赤味噌のコクもあって、かなりうまい和テイストのモツカレー。蕎麦屋さんで出てくるようなカレーライスでシメ。もう、お腹いっぱいで満足すぎるフルコースです。
* * *
赤提灯のモツ煮が食べたいという思いでホットクックに挑戦してみたら、前菜からシメまで楽しめました。しかも全て自分好みの味という最高な時間。他にもたくさんのメニューが載っていたので、これを機に魚の煮物など普段は手を出しずらいものも挑戦してみたいですね。
>> 【宅飲み家電】
取材・文/宇田川雄一
- Original:https://www.goodspress.jp/howto/292012/
- Source:&GP
- Author:&GP