「キャンプは焚き火をつまみに酒を飲み、眠くなったらテントに潜り込む。だからテントの中に明かりは不要」という豪快さんもいることでしょう。
ソロキャンプならこれもいいんですが、テントの中で過ごす時間が増えるファミリーでのキャンプではそうはいきません。
テントの中で使えるランタンはLEDランタン1択。数あるLEDランタンの中からあたたかみのある光を放ち、雰囲気が良く“おうちキャンプ”でも使えるランタンを4アイテム紹介します。
1. 明るさは無段階でスムーズに調整
ベアボーンズ
「ビーコンライトLED 2.0」(5500円/税別)
ちょっと懐かしいデザインと温かみのある光でバカ売れ中の「ビーコンライト」。
カラビナ付きなので吊して良し、丸みのあるグローブは小さな脚が付いているのでテーブルに置いても良し。ちなみに、グローブと脚はガラスに見えますがとても透明度の高いプラスチックでできています。
上部のダイヤルで無段階に明るさを変えられて、内蔵リチウムイオン充電池の充電用USBケーブルは傘の下に収納されています。これなら「ケーブル忘れちゃった」ってことがないのが秀逸。
柔らかな電球色の光で、明るさは30〜220ルーメン、連続点灯3〜200時間。「最大光量で3時間」というとなんとも心許なく感じますが、200ルーメンはかなり明るく、タープやテントの中で使う分には中ぐらい(80〜100ルーメン程度)の光が適しています。そうなると連続点灯時間は5〜6時間なので実用的。
グローブが波打っていて、光の筋が生まれます。読書には不向きですが、雰囲気良し。青く光るインジケーター付きなので電池残量を確認しやすくなっています。
>> ベアボーンズ
2. スマホ充電からマグネット装着まで使い方のバリエーション豊富
ダッチ
「ダッチ ルナー」(1万9980円)
上に傘があり、下にリチウムバッテリーを搭載。光量調節のワイヤータイプのノブがあるなど燃焼系ランタンをイメージさせるデザインです。ハンギングチェーン、リフレクター、付属アタッチメントが豊富でいろいろな使い方ができるようになっています。
ハンドルを取り付ければトーチライトに。ズームレンズで簡単に光が届く範囲を調節できます。
キャップを取り付けるとコンパクトなライトに変身。ソロキャンプなどとにかく荷物を減らしたいときに便利。また、底はマグネットになっているので、クルマのリアゲート、スチール製クーラーボックスなどに取り付けられるのも気が利いています。
暖色の光で、ライト時は4段階に強さを変えられます。キャップは蓄光キャップになっていて消灯後も4時間ほどほのかに発光するので、真っ暗なのが苦手な人も安心。カラビナ付きなのでテント内に吊すのも簡単です。輝度は20〜430ルーメン、使用時間は10〜240時間。
USB出力ポートを備えていて、モバイルバッテリーとしてスマホを4回ほど充電できちゃいます。スマホを2回充電しても、1〜2泊は余裕でテント内ランタンとして使えそう。防災用品としても優秀ですね。
>> DACH
3. 小さくて軽くてかわいいシンプルランタン
UCO
「スプラウト」(2200円/税別)
φ6.4×H4.6cm、単四アルカリ電池3本を装着しても重量はわずか104g。手のひらにすっぽり収まるサイズのかわいいLEDランタンです。UCOらしい自然モチーフの丸いボタンがオン/オフボタンで、2回押すと青い光、ボタンを長押しすると明るさを調整できます。
なんてことないランタンに見えますが、底にはマグネット式で簡単に脱着できるストラップが付います。これが思いのほか重宝します。
明るさは最大100ルーメンで、ハイビームで5時間、ロービームなら60時間使用できます。テント内であればロービームで十分です。
マグネット付きストラップは、手元だけをより明るく照らしたいときにサッと取り外せて、使い終わったら天井に吊り下げたストラップにサッとくっつけられる。小さな本体でも紛失しにくいのは大きなアドバンテージです。
>> UCO
4. ソーラーパネル+リチウム電池の安心感!
バイオライト
「サンライト」(2900円/税別)
8.6×2.3×H8.5cm、95gの小さなボディに、リチウム電池とソーラーパネルを搭載したLEDライト。
ボタンはひとつ。1回押すとスタンダードな白色の光、2回押すと赤や青などいろいろな色の光、3回押すと色が自動的に変わるパーティーモード。白色の光になってから長押しすると光量調節できて、2回押して色付きの光になった後に長押しすると好みの色を選べるなど、遊び心のある仕様です。
USB充電のほか、ソーラー充電でも7時間で充電完了。何日も電源を確保できない山旅・川旅で威力を発揮し、防災アイテムとしても使えます。
ちなみに角に小さな穴がありますが、この穴を通った太陽の光が奥に写ったら、ソーラーパネルが太陽と向き合っていて効率よく充電できているとうサインです。
最大100ルーメン、ハイモードで3時間、ローモードなら50時間照射できます。
電源をオフにしたあと、赤や緑、黄色の光でフラッシュ。これがバッテリー残量の目安になります。緑色はほぼ満タン、赤は残りわずかという合図です。見た目はシンプルですが親切な技術が詰まっています。
>> バイオライト
取材・文/大森弘恵 写真/田口陽介
- Original:https://www.goodspress.jp/reports/294820/
- Source:&GP
- Author:&GP