11インチiPad Pro用Magic Keyboardの内部構造をX線写真で撮影したレポートを、各種ガジェットの分解レポートで知られるiFixitが公開しました。トラックパッドやヒンジ部分の構造に特徴が見られます。
iPad Proを支えるための重りも発見
iFixitがX線写真によるレポートを公開したのは、新型iPad Proと同時に発表され、4月に販売が開始された、Magic Keyboardです。
キーボードは、小さなゴミの侵入により動作不良を起こすと不評だったバタフライ式から、キーストロークの確保されたバタフライ式に変更されています。
トラックパッドを左右から挟むようにして、金属板が埋め込まれています。これらは、iPad Proを浮かせるようにして保持した際、バランスを安定させるための重りと見られます。
トラックパッドはMacBookシリーズとは異なる構造
トラックパッドの内部には、複数のスイッチとみられる影が確認できます。クリック感をモーターの動作で演出するMacBookシリーズの感圧タッチトラックパッドと異なり、物理的なスイッチでクリック時の動作を実現している模様です。
なお、トラックパッドの物理的スイッチ構造については、ユーザーによるハンズオンレビューでも指摘されていました。
Magic Keyboardのヒンジ部分には、軸によるヒンジの下に、左右にバネが埋め込まれたヒンジが設けられ、iPad Proを浮かせるような独特の構造を実現しています。電源供給とデータ通信を担う、Smart Connectorの配線も確認できます。
分解レポートは後日公開
カメラ穴の周囲には、iPad Proを脱着するための小さなマグネットが合計20個埋め込まれています。
iFixitは、分解レポートが新型コロナウイルスの影響でが遅れているものの、後日公開すると予告しています。
Source:iFixit
Photo:Apple
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-287744/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania