ACEBEAMの「K30 GT」をご紹介します。前作の「K30」からさらにパワーアップ。「K30」は人気のあるアイテムだったので、さらに期待ができそうです。
ハンドル付きのライトはプロ感があっていいですね。「K30GT」は、18650電池3本タイプなのでそれほど太いボディではないのですが、ハンドルがあると指にかけて持ち歩きができ、鷲掴みにするよりも労力が少なくて済みます。
サイドスイッチタイプなのでテールはすっきりしています。ACEBEAMは比較的と整ったデザインのライトですが、「K30 GT」もまたバランスの良さを感じるデザインですね。ハンドルをつけた状態でもテールスタンドで立てることができるので、上に向けて照明に使用したい人にも安心です。
横から見ても、ありがちな寸胴デザインではなく、しっかりとくびれがあり、カッコいい。旧「K30」よりもヘッドが大型化しています。
拡大したヘッドをフルに使い、ディープなリフレクターを備えています。リフの底面に見えているのはSBT90 GEN2。なかなかカッチョいいベースに乗ったLEDですが、巨大な発光面積ながら遠射性の高いフラットシールに仕上げられているのが特徴的。なかなか他にはないLEDです。この組み合わせがどんな配光になるのか、ちょっとけっこうかなり期待していました。
とりあえず見慣れている1000ルーメンのMED1。
おー。この感じは見覚えがあるやつ。ヘッド直径40mm、XP-L HIを搭載したライトとよく似た感じですね。タクティカルに操るには「K30 GT」はやや重いですが、鋭い集光性と十分な周辺光は遠距離レンジでの捜索に役立ちます。
18650電池1本で1000ルーメンを出せるライトはたくさんありますが、しかしそれを持続可能かというと不可能です。電池の放電能力が不足して、どうしてもじりじりと光量が落ちていきます。しかし、「K30 GT」は3本18650電池を搭載することで放電力・放熱力に余裕があり、1000ルーメンの明るさをかなり長時間維持できます。
ガチンコでパワーをあげれば、流石の5500ルーメン。先ほど紹介した写真と同一の設定ですが、流石に真っ白に飛んでしまいます。奥の壁面まで10m以上あるのですが、10m先を白飛びさせるライトはそう多くありません。この状態では中心照度25万cd以上。距離にして1000mを超える照射距離があります。そしてそのサイズの割にはコンパクトなライトだと断言していいかと思います。
この手のライトは拡散系が多かったのですが、ACEBEAMは上手にニッチを見つけますね。このサイズ、この明るさ、この飛距離というのはなかなかないバランス感覚だと思います。18650を3直で装填するパワーを生かし、長時間の使用でもダレずに使えます。デザインも良いし、ハンドルもついてまずますお安く、文句の付け所のないライトと言えるでしょう。ACEBEAMはこういう企画がほんとに上手だなあと感じるメーカーです。(アカリセンター価格:1万6602円)
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(文・写真/アカリセンター)
- Original:https://www.goodspress.jp/reports/294794/
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