インドのプレミアム価格帯スマートフォンの出荷台数が、2020年第1四半期(1月〜3月)に、対前年同期比で21%増えた模様です。調査会社Counterpointが報告しています。
第1四半期はSamsungが1位に返り咲き
同四半期においてSamsungはプレミアム価格帯(Counterpointは3万ルピー≒42,000円以上のスマホをプレミアム価格と設定)のシェアを34%獲得、Appleを抜いて1位となりました。
しかし新型コロナウイルスの影響で第2四半期の前半(5月中頃)まで小売を停止しているため、首位は守りきれないとCounterpointは見ています。
モデル別シェアトップはiPhone11
Appleの第1四半期のプレミアム価格帯での出荷台数シェアこそ2位でしたが、製品別で1位だったのは17%のシェアを獲得したiPhone11でした。またウルトラプレミアム価格帯(45,000ルピー≒64,000円以上)でのAppleのシェアは55%で、対前年同期比326%の伸びを記録しています。Appleの同四半期におけるインドでのiPhone出荷台数は非常に好調で、前年同期と比べると78%も増加しました。
Appleは今後もプレミアム価格帯をリード
Counterpointは好調の理由のひとつとして、FlipkartやAmazonなどでのオンライン売上が急増したことを挙げています。同四半期におけるオンライン売上のシェアは40%と、ホリデイシーズン以外の四半期としては最高を記録しました。FlipkartとAmazonが実施した、Apple製品のみを対象とした特別セールも奏効したようです。
インドで関税引き上げが行われたあとも、iPhone11、iPhone7、iPhone XRの価格が据え置かれたことも売上に貢献しました。iPhone SE(第2世代)の発売、そしてこの秋期待される5G対応iPhone12の登場により、Appleは今後もプレミアム価格帯をリードすると、Counterpointは予測しています。
Source:Counterpoint
(lunatic)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-287861/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania