エストニアの消費生活協同組合コープエストニア(Coop Eesti)は、2020年5月、エストニアのテクノロジー企業Cleveron(クレベロン)が開発したコンテナ型自動受取スポット「Cleveron 501」を首都タリン郊外で導入した。
ネットスーパーで注文した商品を自動で受け取る専用スポット
コープエストニアは、3ヶ月間にわたる実証実験を経て、「Cleveron 501」の本格的な導入に踏み切った。
ユーザーがコープエストニアのネットスーパー「ecoop.ee」で商品を注文し、10時から22時までの間で受取希望時間帯を指定すると、「Cleveron 501」に商品が搬入され、ユーザーにパスコードが通知される仕組み。
ユーザーがこの受取スポットに出向いて、タッチパネルにパスコードを入力すると、注文した商品が受取口まで自動で移動し、ユーザーがこれを受け取る流れとなっている。
冷蔵スペースや冷凍スペースをフレキシブルに設定できる「Cleveron 501」では、生鮮食品や冷凍食品を含め、様々な食料品を適切に保管することが可能だ。
注文当日に食料品を受け取ることが可能に
コープエストニアでは、従来、ネットスーパーで受注した商品を注文日の翌日以降に宅配してきた。
コープエストニアは、「Cleveron 501」の導入によって、宅配件数を軽減して輸送費を抑制しながら、最短で注文当日にユーザーへ商品を引き渡す仕組みを実現している。(文 松岡由希子)
- Original:https://techable.jp/archives/123814
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:Matsuoka