雪国に住まう人々にとって除雪作業は必須だ。しかし、時間的・体力的に厳しいこの作業は長年人々を悩ませてきた。
そんな中ついに、北海道発のベンチャー企業である株式会社BaySherwoodが除雪市場に革命を起こすかもしれない除雪マッチングアプリ「Snow Bell」を開発。降雪が始まる11月にリリースを予定している。
雪国の習慣に革命を
除雪作業は、玄関前や車庫、屋根などあらゆる場所に必要であり、朝忙しい会社員や主婦、体力的に不安のある高齢者には相当な負担だろう。
プロの除雪業者はあるものの、その費用は高額だ。例えば、屋根の除雪作業を依頼すると平均で1時間10,000円ほど(札幌市の場合)になり、これが1シーズンとなると……。
同社はそんな課題を抱えた除雪市場に革新的サービスを提供する。コストを抑えて除雪作業を依頼したい人と除雪で成果報酬型の収入を得たい人をつなぐマッチングアプリ「Snow Bell」だ。
リリースは全国的に降雪が始まる11月を予定しており、リリースに先駆け依頼者・作業者の事前登録を実施するという。実施エリアは事前登録の結果をみて決定するようだが、現時点では札幌市をはじめとする主要降雪地帯や東北・北陸地方の都市部を中心に徐々に規模を拡大していく見込みとのこと。
利用方法と仕組み
依頼者はオファーシートに「屋根」「車」「歩道づくり」など頼みたい作業にチェックをいれ、道具の場所や伝えておきたいことなどを入力して「ベル」を押すだけ。急いでいる場合は「クイックベル」という機能を使い、付近にいる作業者全員とプロの個人事業主に通知を届けることも可能。
なお今後、スマートフォンを使えない高齢者向けに電話で同サービスを受けられる仕組みを整えていくようだ。
同サービスが長年変化しなかった除雪市場にどのような変化を与えるのか注目したい。
- Original:https://techable.jp/archives/123691
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口