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米大学がARを使った学習用のアプリプラットフォームを開発

新型コロナウィルスの影響で世界各国で学校が休校を強いられおり、教師たちはあらゆる方法で教育を継続していかなければいけない状況に直面している。そんな中、アメリカのパデュー大学が、ARを使用した教育プラットフォームを開発した。

ARを教育で用いる利点

同大学が開発した 「MetaAR」は、学生と教師がAR技術を使い簡単にコラボレーションすることを可能にしたプラットフォーム。

教師が独自のARアプリを作成することができ、学生とリモートで共同作業できることを可能にしたプラットフォームだ。教師はオリジナルの教育プランを作成し、仮想の教室で生徒と共同で作業を行いながら指導することができる。

研究チームは、「私たちは、ARコンテンツの作成をPowerPointファイルを作成するのと同じくらい簡単にしたい」とコメントしている。

コラボレーションの可能性

テストケースで用いられたのは、シンプルなSTEM教育キット。小さな都市の3Dモデルを通じて電気回路基板の基本を指導できる。街路や建物などの木製の部品には導電性の素材があり、学生が「回路」を正しく組み立てると街灯が点灯する仕組みだ。生徒たちはタブレットを使って、物理的なピースの向きを確認にしたり、ピースの向きを間違った際にはフィードバックを受け取ることができる。

また、生徒らが質問がある場合、生徒はビデオや画像を使用しながら質問することができ、教師側は、他の生徒の回答などをすぐにARコンテンツに反映することが可能。このため、コラボレーションの観点からもMetaARを使用するメリットは大きいと予想される。

研究チームは、リモート教育がますます普及するにつれて、ARが特にSTEM教育にとって重要なツールとして役立つことになると指摘。リモート教育の環境下においても、ARを使用することで「見る・実行する」という学習方法を実践しやすくなるため、同プラットフォームには注目が集まっている。

Purdue University

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