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経営者伊藤嘉明の偏愛的逸品 -Vehicle-

デジモノステーションに関わる識者やスタッフ陣はモノへのこだわりは人一倍強い。なぜ彼らは数多あるものからそれらの逸品を選んで使っているのだろうか? そこには目利きとして、どうしても譲れない想いや選ぶに至ったストーリーがそれぞれある。表面的な価格などに左右されず、選ぶべき人に選ばれた逸品。真に「安くていいもの」とは、彼らのように永きに渡り、これしかないと愛し、使い続けられるからこそ生み出されるのだ。ここに登場する逸品たちのように、ぜひ読者諸兄にも自分だけの偏愛的逸品を見つけてほしい。

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15年前に泣く泣く手放した車と
運命の再会

モノには魂が宿ると思いますか? 私は幼少時からずっとそう信じていまして。実は最近、それが間違いではないと確信することがありました。

先日、ネットサーフィン中にふと昔の愛車「B5型アウディS4(2000年式)」が頭をよぎって検索。同一車種は全国で2台のみ、どちらもボディカラーはシルバー。「懐かしいなぁ」と見てみると、その一台は超希少なサンルーフ装着車。「これってもしかして自分が手放した愛車かも?」「イヤイヤまさかそんなことがあるわけない」と反復しつつ、そのままお店に問い合わせ。「昔乗っていた車かもしれないので見てみたい」と伝えたところ、そんな訳ないと笑われながらも見せてもらう運びに。

翌日、製造されてから20年経ったとは思えないくらい綺麗な車体を遠くからみた瞬間に、これは自分が乗っていた愛車に間違いないと直感。「この車ナンバープレート、多摩33の3300だったことありますか?」と聞いたところ、店のオーナー、恐る恐る記録簿を調べ、「……まさしくその通りです」と。記録簿には自分の名前がしっかりと刻まれていました。実は15年前、仕事の関係でアメリカへ引っ越すことになったために、泣く泣く離れ離れになったという経緯があったのです。

このS4、当時の欧州車でも希少な左ハンドル6速マニュアルギアボックス搭載。よほどの車好きでもない限り廉価版A4とは違いが見出せないくらいのおとなしい外観です。新車価格は廉価版モデルの2倍強に当たる748万円、2700ccツインターボ最大出力265ps、最大トルク40.8kg・mの当時ではなかなかパワフルな心臓を搭載。これを羊の皮をかぶった狼と言うのでしょう。自分には憧れの車でした。実際中古のS4を手に入れるまでは中古のB5型A4 1.8ターボクワトロ(全輪駆動)に乗っていたくらいですから。当時ドイツのDTM選手権で大活躍するアウディA4クワトロなどはカッコよすぎて鼻血が出るくらいでしたね。そんな自分にとってS4にアップグレードするのは当然の流れ。超希少車との運命的な出逢い、そして涙の餞別。アメリカ在住時にはこれまた中古の同型アウディA4 1.8ターボクワトロに乗っていたくらいです。

ともあれ、15年前に手放したアウディS4との運命的な再会。魂が宿っているS4が、中古市場に売り出された自分を探してくれと僕を呼んだとしか考えられないですよね。当然今回は手放さないぞ、とばかりに自分の手元に迎え入れた訳です。お帰りなさい、S4。20年落ちの割にはバカ高い金額でしたけど……。

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