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「iPhone12」にはイヤホンが同梱されない?著名アナリストが予測

Apple EarPods
 
今秋の「iPhone12」には、有線イヤホンのEarPodsは同梱されず、別売のAirPodsシリーズの出荷台数は大きく伸びる、との予測を著名アナリストのミンチー・クオ氏が公開しました。

「iPhone12」はシリーズ初のイヤホン同梱なしモデルに?

有線イヤホンのEarPodsが、「iPhone12」には同梱されないとの予測を、Apple関連の精度の高い予測で知られるTF International証券のアナリスト、ミンチー・クオ氏が現地時間5月20日に投資家向けメモで発表しました。米メディアMacRumorsが報じています。
 
クオ氏の予測が正しければ、「iPhone12」は2007年の初代iPhone発売以来、同梱され続けてきたEarPodsが同梱されない初めてのモデルとなります。
 
イヤホン端子が廃止されたiPhone7/7 Plus以降のモデルには、Lightning接続のEarPodsが同梱されています。

AirPodsシリーズは大きく伸びる

クオ氏は、2020年の後半に、ワイヤレスイヤホンのAirPodsシリーズの出荷台数が大きく伸びる、とも予測しています。
 
AirPodsシリーズの出荷台数が伸びる理由としてクオ氏は、「iPhone12」購入者の需要だけでなく、品薄状態が続いていたAirPodsシリーズの在庫が2020年後半までに安定するのに加えて、2020年後半にはAppleがAirPodsシリーズのプロモーションを行うことを挙げています。
 
クオ氏は、2020年第2四半期(4月〜6月)には新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、AirPods(第2世代)の出荷台数が800万台、AirPods Proが920万台、合計1,720万台で前年同期比28.9%のマイナスとなると見込んでいます。
 
しかし、第3四半期(7月〜9月)には前年同期比43.5%、第4四半期には同39.4%と大幅なプラス成長に転じ、2020年通年ではAirPods(第2世代)とAirPods Proの合計で前年比65.1%のプラスに相当する9,380万台を出荷する、とクオ氏は述べています。
 
この予測は、以前、クオ氏自らが2020年通年の出荷台数として公開した「8,000万台〜9,000万台」をさらに上回る数字です。
 

 

AirPods(第3世代)の発売時期、クオ氏とプロッサー氏で見解に違い

クオ氏は、第3世代のAirPodsについて、外観は現行のAirPods(第2世代)とほぼ同じまま内部構造が変更されたモデルで、発売は2021年になる、との予測を4月に公開しています。
 
同氏は、次世代AirPodsを2020年後半に投入することが市場からは期待されているものの、「‌‌AirPods Pro‌‌ Lite」と噂されるモデルはBeatsブランド製品として発売される可能性が高い、と述べています。
 
一方、Apple関連のリーク情報を連発しているジョン・プロッサー氏は、第3世代AirPodsは5月か6月に発売される、と述べています。
 
このほか、Appleはオーバーイヤーヘッドホン「AirPods Studio」の発売を準備しているとの情報もあり、同モデルはベトナムで生産されるとも報じられています。
 
 
Source:MacRumors
Photo:Apple
(hato)

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