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ドイツの大学がオンライン講座でリモートラボ活用! FPGA実機でプログラミング

大学などで授業がオンライン化されるなか、実習が必須なものへの対応策が模索されている。本来、実機を使った実習もこれに該当するが、ドイツのボン・ライン・ジーク応用科学大学の研究者はリモートラボを活用した仮想実習を開催している。

4月15日から2カ月間にわたって開催中のオープンオンラインコースは、プログラム可能な半導体IC「FPGA(Field Programmable Gate Array)」を用いたもの。参加者はリモートから実機で画像処理アルゴリズムを動かして試すことができる。

リモートラボは誰もが利用可能

リモートでの実習環境に利用される「FPGAビジョン・リモートラボ」は、世界中の誰もが利用できて、FPGAによる画像処理の基礎が学べる。

研究者によるビデオレクチャーでは、道路の写真から車線を検出して画像処理する方法や、ICでの消費電力の制御手順なんか丁寧に解説されており、これを観るだけでもFPGAに関する知識が得られるだろう。

リモートラボに接続する前にシミュレーターでプログラムが正常に動くかどうかを確認するのだが、ここでのデバッグの手順やシミュレーターと実機の違いなどについても解説されている。

リモートでIntelのCyclone Vが触れる

リモートラボではIntelのCyclone IVかCyclone Vを試すことができるようだ。ICには制御コンピューターと電力供給のためのRaspberry Pi、電流計なども接続されている。

ローカルで作成したプログラムをアップロードして実行。内容が反映されて処理された画像は、ダウンロードして確認することが可能だ。

リモートから実機が触れる環境を用意するとのアイデアは、オンライン授業での制約を克服するうえで参考になるのではないか。

参照元:FPGA VISION OPEN ONLINE COURSE/ Hochschule Bonn-Rhein-Sieg

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