今般の新型コロナウイルス感染拡大により、ソーシャルディスタンスの確保が求められている。国内では緊急事態宣言解除が進み、操業再開する企業も出てくるだろう。
そんななか、イタリアの音楽制作アプリ・音楽周辺機器メーカーのIK Multimediaは、超精密測定でソーシャルディスタンス維持をサポートするウェアラブルデバイス「Safe Spacer」を発表。
特許出願中のデバイス
同製品は、超広帯域通信(UWB)技術を採用し10cmまでの超精密測定を実現。この精度はBluetoothを使用した位置測定の10倍ともいわれている。この精密測定により、他のSafe Spacerデバイスが2m以内に入ったことを正確に感知しアラームで知らせるという仕組みだ。ちなみに、複数のデバイスが接近しても混線しないという。
同社は販売時期は2020年第3四半期と発表。販売予定価格は€99.99/個(税別)で、ボリュームディスカウントもあるとのこと。
軽量・清潔・アプリで機能性アップ!
同アプリと連動することで、アラームを発する距離やアラームの種類(LED、振動、音声)を設定できたり、各デバイスに割り振られたIDの接近履歴を追跡できたり、バッテリー残量を確認できたりと利便性が増すという。ちなみに、プライバシー保護の観点から、割り振ったIDと近接性以外のデータは保存されないとのこと。
本体は軽量で手首に巻いたりポケットに入れたり、ストラップにつけたりと携帯方法はさまざま。導入の際の特別なITインフラは不要で、すぐに使えるのも魅力のひとつだ。さらに、動作はNFC非接触技術やBluetoothを介した非接触でおこなうため、デバイス自体に触れる必要性は最小限ですむ。それでも、使用後に洗浄・消毒することを想定し防水性を備えているという。
- Original:https://techable.jp/archives/125318
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口