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AQUOS R5G実機レビュー:存在感抜群のカメラとともに「新時代の頂を約束する」一台

スマートフォンのスペックにおいて、「カメラ性能」は重要な要素のひとつ。高性能なカメラを備えていれば、日常での使用はもちろんのこと、SNSへの投稿などでも重宝する。

最近では「インスタ映え」という流行語に象徴されるように、手軽にクオリティの高い写真を撮れるカメラはユーザーにとって魅力的であるため、メーカー各社はカメラのグレードアップに注力している。

今回レビューを行う「AQUOS R5G」は、抜群のカメラ性能をセールスポイントとする一台だ。「新時代の頂を約束する。」というキャッチコピーとともに、シャープによる5G対応フラッグシップモデルとして登場。国内では、ドコモ・au・ソフトバンクの大手キャリア全社が取り扱う。

背面で抜群の存在感を放つカメラ

プリズム加工が印象的な背面

「AQUOS R5G」のカラーリングはアースブルー・ブラックレイ・オーロラホワイトの3種類で、今回レビューするのはブラックレイ。背面のプリズム加工が美しく、まばゆく輝く黒色からはソリッドな印象を受ける。

指紋認証センサーは、前面下部に搭載。どことなくクラシカルでユニークな見た目となっており、視覚的にわかりやすい点はプラスであるといえそうだ。

前面下部に指紋認証センサーを搭載

そして、リアカメラ部分の存在感は「絶大」の一言に尽きる。最大4,800万画素のカメラを背面に搭載しているが、そのサイズがとにかく大きい。

試しに、筆者の私物のAndroidスマートフォンと並べた写真がこちら。リアカメラのサイズの違いは一目瞭然だ。

左が筆者のスマートフォン、右が「AQUOS R5G」。リアカメラの大きさの違いは歴然

スマートフォン本体のサイズ感はほぼ同じにも関わらず、「AQUOS R5G」のリアカメラの全長は2倍近くある印象だ。これまで筆者が見てきたスマートフォンの中でもトップクラスの大きさを誇っており、カメラとしての頼もしさを感じることは間違いない。

構成としては標準カメラに加えて、光学2倍対応の望遠カメラ・超広角カメラを搭載。また、物体との距離を測定するToFカメラ(センサー)も備えている。

今回は、標準・超広角・ズームモードにて撮り比べを行った(サンプルショットはすべて縦横比3:2でトリミング済み)。撮影を補助するAI機能の力も借りて、手軽に美しい写真を撮ることができる。

標準モード

超広角モード

ズームモード

「AQUOS R5G」のセールスポイントは静止画機能だけではない。動画撮影機能として、なんと8K画質相当のムービー撮影に対応。

こちらが、8K撮影モードで撮ったムービーを静止画として切り出したもの。なお、元の画像サイズは7,680×4,320と特大だったため、600×400にトリミング・リサイズして掲載する。

8Kムービーから切り出した静止画

そして、元の画像をズームし、同じく600×400のサイズでトリミングしたものがこちら。

驚くほどの精細さを保っていることがわかる

ムービーの中では小さく写っていた被写体をズームしても、しっかりと精細さを保ったままになっていた。さまざまな撮影シーンにおいて、一時的に動画としておさめておき、後で気に入った場面を切り取るといった活用法も十分可能といえるだろう。

また、「AIライブストーリーPro」という機能を使って動画を撮影すれば、AIがおよそ15秒のショートムービーを作成してくれる。

前述の8K動画との併用はできないものの、ズームやマルチフレームなどプロ顔負けの編集技術にも対応し、撮影がさらに楽しくなりそうだ。

撮影が楽しくなりそうな機能を備えている

カメラを含めて性能は一級品

シャープ渾身のフラッグシップモデルとあって、基本的なスペックに優れている点も「AQUOS R5G」の魅力。

プロセッサとしてSnapdragon 865 5Gを搭載。メモリは12GB、内部ストレージは256GBとなっており、まさしく非の打ちどころがない。

そして、ディスプレイはシャープの技術を活用した「Pro IGZOディスプレイ」を採用。10億色の表現を可能にしているほか、「リッチカラーテクノロジーモバイル」により、シーンに合わせて画質を調整する。

動画のストリーミング再生に加えて、自分で撮った写真やムービーの視聴にも重宝しそうだ。

YouTubeの動画もハイクオリティで楽しめる

5G対応のハイエンドモデルとして高次元でまとまったスペックに加え、重厚なカメラは見た目通りの素晴らしい性能を備えている。

写真やムービー撮影を多用し、カメラ性能にこだわりたいというユーザーにはうってつけの一台といえるだろう。

(文・早川あさひ)

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