2019年の世界開発者会議(WWDC 2019)で初披露され、同年12月に発売となった新型Mac Proですが、デバイスの熱を逃すチーズおろし器のような外観デザインの特許が今になって各国の特許庁からようやく認可を受けています。今回、米国特許商標庁(USPTO)により公開された特許出願から、特徴的なMac ProのデザインがiPhoneの外部および内部に使用される可能性が浮上しました。
USPTOが特許出願を公開
チーズおろし器のようなMac Proの外観デザインは、特徴的なパターンでより多くの表面面積が得られ、どの方向に向いていても自由に空気が流れるようになっています。
昨年6月には、Maker(メイカー)活動を行っているYouTuberのウィンストン・モイ氏が、Mac Proのボディフレームの構造を再現しましたが、比較的シンプルな工程で製作できることがわかっています。
今年5月上旬に香港特許庁で意匠権が取得されたMac Proのデザインですが、USPTOからもデザイン特許の認可が下り、特許出願が公開となりました。
パターンはiPhoneのProモデルに採用されるかも?
今回公開された特許図面で特筆すべきは、iPhoneの外部および内部にMac Proの独特のパターンが採用されている様子が描かれていることです。
FIG.3では、エッジ感の強い初代iPhone SEのようなiPhoneモデルの外縁に例のパターンが採用されています。
FIG.4では、変形防止と熱エネルギー移動のためX字型のパターンが筐体の中に埋め込まれています。FIG.6では、外縁だけでなく背面にもパターンが採用されているのを確認できます。
Appleが特許を取得したからといって実際にその技術を開発しているとは限りませんが、将来的にiPhoneモデルにMac Proの外観デザインのパターンが採用された場合、議論を巻き起こすことになりそうです。
Source:patently Apple
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-291000/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania